ロナルド・F・アブラーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ロナルド・F・アブラーの意味・解説 

ロナルド・F・アブラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/12 08:31 UTC 版)

ロン・アブラー
生誕 ロナルド・フランシス・アブラー
1939年5月30日
アメリカ合衆国 ミルウォーキー
国籍 アメリカ合衆国
研究分野 地理学
研究機関 ペンシルベニア州立大学
出身校 ミネソタ大学
主な業績 空間組織についての1971年の教科書[1]
メディアとコミュニケーションの地理学
プロジェクト:人物伝

ロナルド・フランシス・アブラー(Ronald Francis Abler、1939年 - )は、アメリカ合衆国地理学者ペンシルベニア州立大学教授であり、アメリカ科学振興協会のフェローに選出されている[2][3]。アブラーは、かつてアメリカ地理学会 (AAG) の会長となり、国際地理学連合 (IGU) の会長も務め、サミュエル・フィンリー・ブリーズ・モース・メダル英語版ヴィクトリア・メダルを受賞している。アブラーは、メディアとコミュニケーションの地理学英語版の発展に寄与した重要な人物である。

経歴

ミネソタ大学に学び、学位を得た後、長くペンシルベニア州立大学で研究教育にあたり、特に情報とメディアに関する学際的研究に尽力し、発展途上であったサイバー空間と現実空間の関係について初期から議論を展開した[4]

研究体制の組織者としても手腕を発揮し、地理情報分析国立センター英語版 (NCGIS) の創設を主導したほか、アメリカ地理学会国際地理学連合で長く役員を務め、多数の賞を受賞している[4]2013年京都市で開催された国際地理学会議において、日本地理学会から名誉会員の称号を[4]東京地学協会からは東京地学協会メダルを贈られた[5]

脚注

  1. ^ Barney Warf, Encyclopedia of Geography, 2010. p. 1
  2. ^ Abler, Ronald”. aaas.org. 2017年4月17日閲覧。
  3. ^ Abler, Ronald”. psu.edu. 2017年4月21日閲覧。
  4. ^ a b c 「名誉会員候補者推薦委員会答申」、『地理学評論』第86巻、2013年、 523-524頁。
  5. ^ これまでの受賞者”. 東京地学協会. 2018年1月4日閲覧。

外部リンク

  • faculty page
  • 久保幸夫「アメリカにおける 「地理学の危機」」、『お茶の水地理』第29号、お茶の水女子大学、 90-91頁。 NAID 120000852342 - 文末に「なお、アメリカ地理学会会長のアブラー教授をはじめ多くのアメリカ地理学者との議論がこの文のベースになっている。」と記されている。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ロナルド・F・アブラー」の関連用語

ロナルド・F・アブラーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ロナルド・F・アブラーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのロナルド・F・アブラー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS