ロックファイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/25 15:33 UTC 版)
ロックファイルはシェルスクリプトなどのプログラムでファイルロックの代替として使われる手法である。ロックファイルは内容は無関係で(ただし、ロック保持者のプロセス識別子を書き込んでおくことが多い)、存在することで他者に対して何らかの資源がロックされていることを知らせるのに使われる。通常ファイル以外のリソースを排他制御したときなどに主に使われる。 ロックファイルを使う場合、その操作がアトミックであることを保証するよう注意しなければならない。ロックを作成するとき、ロックファイルが存在しないことを確認してから作成するが、その途中で他のプロセスがロックファイルを先に作成してしまうかもしれない。これを防ぐ様々な手法がある。例えば、そのために設計された専用システムコールを使ったり(しかしシェルスクリプトから直接そのようなシステムコールを使うことはできない)、一時的な名前でロックファイルを作っておいて確認してから本来の名前にするなどの手法がある。
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