ラッセル=ホワイトヘッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/13 00:29 UTC 版)
「全称記号」の記事における「ラッセル=ホワイトヘッド」の解説
こののち、イタリアの数学者ジュゼッペ・ペアノによって線形的な論理式表記法が整備され、これを受け継いだラッセルとホワイトヘッドの『プリンキピア・マテマティカ』(1910-1913年)においては、全称記号は「( )」によって表現された。すなわち「∀xPx」は、「(x)Px」と表記された。この「( )」という記号法の形は、「全ての」を意味するラテン語「omnis」の頭文字「O」に由来するという。『プリンキピア・マテマティカ』ではこのほかに「(x)[Px ⊃ Qx]」の略記法として、(これもペアノに由来する)「Px ⊃x Qx」という表記法が用いられている。このラッセル流の記号法はチャーチやクワインの教科書にも採用されたため、その後も一定の影響力をもった。
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