ラストコマンド‐ポストとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ラストコマンド‐ポストの意味・解説 

ラストコマンド‐ポスト【Last Command Post】

読み方:らすとこまんどぽすと

バナデロ


ラストコマンドポスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/19 02:03 UTC 版)

ラストコマンドポスト

ラストコマンドポスト英語: Last command post[1])は、サイパン島北部のマッピ山の崖下にある戦跡地。

概要

トーチカ内部

太平洋戦争中、マッピ山の崖下にある洞窟状の窪みにトーチカが造られ、日本軍最後の司令部が置かれたとされる。トーチカの壁には、アメリカ軍の砲弾が直撃し、直径2m程の穴が刻まれており、戦闘の激しさを物語っている。トーチカの前には、砲台が残されている。

ラストコマンドポスト周辺は、サイパン戦最後の組織的な戦闘が行われた地であり、戦没者慰霊碑が多く建立されている。

戦没者慰霊碑

中部太平洋戦没者の碑

1974年日本政府はサイパン戦で亡くなった戦没者を慰霊する「中部太平洋戦没者の碑」を建立した。石碑は遺骨箱をかたどっており、台座の下には遺品が納められている。碑の前には石畳や灯籠が設けられ、日本庭園風になっている。2005年には、明仁天皇美智子皇后(いずれも当時)が慰霊のために訪問した。

おきなわの塔

1968年、犠牲になった沖縄県出身者の霊を慰めるために、当時の琉球政府によって建立された。戦前、サトウキビのプランテーションの労働者として、約9500人の沖縄県民が入植し、多くの人が戦禍に巻き込まれた。

太平洋韓国人追念平和塔

韓国政府によって建立された慰霊碑。当時の朝鮮からも多くの人が入植し、約700人が犠牲になった。

脚注

  1. ^ 現地の看板の表記より。「最後の司令部跡」という日本語による併記も。

参考文献

関連項目

外部リンク

座標: 北緯15度16分51秒 東経145度48分22秒 / 北緯15.280801度 東経145.805979度 / 15.280801; 145.805979



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ラストコマンド‐ポスト」の関連用語

ラストコマンド‐ポストのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ラストコマンド‐ポストのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのラストコマンドポスト (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS