ライン川右岸線とは? わかりやすく解説

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ライン川右岸線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:17 UTC 版)

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ライン川右岸線
基本情報
ドイツ
所在地 ノルトライン=ヴェストファーレン州
ラインラント=プファルツ州
ヘッセン州
起点 トロイスドル駅
路線記号 2324
路線番号 465(ケルン - コブレンツ)
全通 1871年3月1日
所有者 ドイツ鉄道
運営者 ドイツ鉄道
路線諸元
路線距離 179 km
軌間 1435 mm(標準軌
複線区間 全区間
電化区間 全区間
電化方式 15000 V/16.7 Hz 交流
架空電車線方式
最高速度 140 km/h
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停車場・施設・接続路線
Strecke vom Rhein-Ruhr-Hafen
0.2 Mühlheim (Ruhr)-Speldorf
38.8 Richrath
48.1 Opladen
60.8 Köln-Mülheim
68.5 Gremberg
ケルン - ギーセン線
Köln Steinstr. Abzw. (Beginn SPS)
70.1 Gremberg Süd (Abzw.)
71.3 Porz (Rhein)
Flughafenschleife (Fernverkehr)
Flughafenschleife (S-Bahn)
73.9 Porz-Wann
Porz-Wahn Süd (Abzw.)
A 59
78.4 Spich
Kleinbahn Siegburg–Zündorf
トロイスドルフトンネル (627 m)
81.2 トロイスドルフ
ジーク線
K-RM高速線
ジークブルク連結線
82.8 フリードリヒ=ヴィルヘルムス=ヒュッテ
ジーク川
アウトバーン560号
85.4 メンデン (ラインラント)
アウトバーン59号
ボン・シュタットバーン
90.3 ボン・ボイエル
ボン・ボイエル産業団地
ハングラー方面
七山線
ボン・ラーマースドルフ (計画中)
ボン・シュタットバーン
ボン・オーバーカッセル連絡船連係
93.9 ボン・オーバーカッセル
Sバーン線路建設予定
96.6 ニーダードレンドルフ
七山線
98.6 コェニクスヴィンター
101.3 ロェンドルフ
103.4 バト=ホネフ (ライン) 旧普通駅
NRW / RP
107.6 ウンケル
110.3 エアペル (ライン)
旧ルデンドルフ橋
カスバッハ谷線 カーレンボーン方面
113.3 リンツ (ライン)
115.8 ロイプスドルフ (ライン)
120.0 バト=ホェニンゲン
123.2 ラインブロール
129.5 ロイテスドルフ (ライン)
133.4 ファー=イルリヒ
ラッセルシュタイン連結線
135.8 ノイヴィード
ウルミツ鉄橋
141.2 エンガース
旧ブレクスバッハ谷線 (ジアースハーン方面)
ベンドルフ (計画中)
143.8 ベンドルフ (ライン)
146.7 ヴァレンダー
151.2 コブレンツ・エーレンブライトシタイン
プファフェンドルフ橋 (一般道路)
コブレンツ・プファフェンドルフ分岐点
ホーヒハイム鐵橋
154.7 路線記号交代 (2324↔︎3507)
156.6 ニーダーラーンシュタイン
ナッサウ・ライン鉄道、ラーン谷線
  • 出典: ドイツ鉄道地図[1]

ライン川右岸線(ラインがわうがんせん、ドイツ語: Rechte Rheinstrecke)はノルトライン=ヴェストファーレン州ミュールハイム市ラインラント=プファルツ州コブレンツ市を結ぶ鉄道路線である。この路線はライン川の右の江岸で続く複線鉄道で、全区間は電化されている。

概要

コブレンツ都市圏の鉄道網

ライン川右岸線は旅客運送ではケルン中央駅からジーク線と、貨物運送ではケルン・カルク北駅からトロイスドルフ - ミュルハイム・シュペルドルフ間と連結されている。グレンベルク南の分岐点からトロイスドルフ駅までは六つの線路が構成される。

ノイヴィードとニーダーラーンシュタインで列車が連結線を通じてライン川左岸線と接続し、コブレンツ中央駅に至るのが可能である。ラーンシュタインとリュデスハイムの間に二つのトンネルがあり、その中の一つがローレライトンネルと知られている。

歴史

1844年ドイツ市長はすでにドイツ - リュでスハイム - ヴィースバーデン間鉄道建設を提案した。ノイヴィート市では鉄道建設の熱望があったが、プロイセン政府は戦略的、経済的な理由で建設を保留した。一方ナッサウ公国の内部には鉄道の経済的な利得が優勢であった。

1866年プロイセン王国がナッサウ公国を併合した後、ライン川地域の状況は完全に変わった。ライン地方鉄道会社(Rheinische Eisenbahn-Gesellschaft、RhE)はすぐ右岸線の延伸に関する許可を取った。本来の計画は延長線はジークブルクで接続することだった。しかしエミル・ランゲンが本線はメンデンを経由しジーク川を渡ってジーク線と接続するという計画を実現した。1871年本線はトロイスドルフまで延伸され、全通になった。

2002年末までケルン-ライン=マイン高速線の工事のためトロイスドルフ駅が改築された。そしてケルン-トロイスドルフ間の一部分は高速列車走行のため改良された。

  • 1869年10月27日; ニーダーラーンシュタイン - ノイヴィード間開通。
  • 1870年7月11日; ノイヴィード - オーバーカッセル間開通。
  • 1871年3月1日; オーバーカッセル - トロイスドルフ間開通。
  • 1918年8月15日; ノイヴィート - コブレンツ線の開通と共にクロンプリンツ=ヴィルヘルム橋が完工される。

運行形態

ウンケル駅北側の貨物列車
ボン・ボイエル駅舎

遠距離輸送

ケルンを出発するライン=マイン方面ICとICE列車はほとんどライン川左岸線或はケルン・ライン=マイン高速線を経由する。ライン川左岸線が封鎖される場合、遠距離列車はこの路線を経由する。その時ボン・ボイエル駅はボン中央駅の役割を果たす。

地域輸送

ケルン - エンガース間はライン=ジーク運輸連合(Verkehrsverbund Rhein-Sieg, VRS)の運賃システムの適用区域である[2]。ウンケル - コブレンツ間はライン=モゼル運輸連合(Verkehrsverbund Rhein-Mosel, VRM)の領域にあり、VRSの一部と重なっている[3]

  • 快速列車(RE 8); モェンヒェングラートバッハ中央駅 - ライト中央駅 - ゲレヴェンブロイヒ - ケルン中央駅 - ケルン=ボン空港 - トロイスドルフ - ボン・オーバーカッセル - ウンケル - ノイヴィート - コブレンツ・エーレンブライトシタイン - コブレンツ中央駅。60分間隔。使用車両はDB425形電車
  • 普通列車(RB 27); モェンヒェングラートバッハ中央駅 - ライト中央駅 - ゲレヴェンブロイヒ - ケルン中央駅 - ケルン=ボン空港 - トロイスドルフ - ボン・オーバーカッセル - ウンケル - ノイヴィート - コブレンツ市内 - コブレンツ中央駅。60分間隔。使用車両はDB143形電気機関車と制御装置付きの二階建て客車或はDB425形電車。
  • 普通列車(RB 28); ノイヴィート - エンガース - ヴァレンダー - エーレンブライトシタイン - ニーダーラーンシュタイン。60分間隔[4]

参考文献

  • Konrad Fuchs: Eisenbahnprojekte und Eisenbahnbau am Mittelrhein. In: Nassauische Annalen 67 (1956), S. 158–202. (ドイツ語)
  • Udo Kandler: Die rechte Rheinstrecke. Eisenbahn-Journal Sonderausgabe III/92, Hermann Merker Verlag, 1992. ISSN 0720-051X (ドイツ語)
  • Joachim Seyferth: Die Rechte Rheinstrecke. Eigenverlag, SCHIENE-Photo Band 4, Wiesbaden 1995, ISBN 3-926669-04-7. (ドイツ語)

脚注

  1. ^ (ドイツ語) Eisenbahnatlas Deutschland (9th ed.). Aachen: Schweers+Wall. (2014). ISBN 978-3-89494-145-1 
  2. ^ Schienen- und Busnetzpläne: Liniennetzpläne zum Downloaden”. vrs.de. VRS. 2021年5月31日閲覧。鉄道路線図はダウンロード可能。
  3. ^ VRM-Schienennetzplan”. vrminfo.de. Verkehrsverbund Rhein-Mosel GmbH. 2021年5月31日閲覧。鉄道路線図はダウンロード可能。
  4. ^ Elektronisches Kursbuch” (ドイツ語). bahn.de. Deutsche Bahn AG. 2022年6月12日閲覧。



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