ヨコハマ_(カクテル)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ヨコハマ_(カクテル)の意味・解説 

ヨコハマ (カクテル)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/23 06:56 UTC 版)

ヨコハマ

画像募集中
基本情報
種別 ショートドリンク
作成技法 シェーク[1][2]
赤系[2]
グラス カクテルグラス[2]
度数 20.4%[2]
レシピの一例
ベース ジン
装飾材料 マラスキーノ・チェリー
テンプレートを表示

ヨコハマ (Yokohama) は、ジンをベースとするカクテルである。日本の地名が付いた数少ないシティカクテル(都市名を冠したカクテル)[3]、スタンダードカクテルの1種。

概要

横浜港開港後、寄港する極東航路の客船のバーで生まれたと言われる[1]。考案年や考案者名など詳細は不明。昭和初期には登場していたと言われている[3]サヴォイ・カクテルブックにもヨコハマの名はレシピと共に掲載されている[4]。横浜が発祥と言われるヨコハマ、バンブーミリオン・ダラーチェリーブロッサム横浜4大カクテルと呼ばれる[5][6]

港の夕陽をイメージしたと言われている[7]

上述のように考案者は不明であるが、昭和初期以前のカクテルはベースとなる酒を1種類とするのが基本であった。しかし、ヨコハマはジンウォッカアブサンと3種類の酒を使っていることから、考案者は素人だったのではないかと柳原良平は推測している[3]

ホテルニューグランドのバー「シーガーディアンII」のチーフバーテンダー太田圭介は、ヨコハマは世界一周をするような客船で産まれたのではないかと考え、イギリスジンロシアのウォッカ、フランスアブサンという各国を代表する酒をミックスし、アジアで横浜に寄港することから「世界一周」を意味する遊びから生まれたカクテルではないかと推測している[8]

レシピ

代表的なレシピは以下の通り[1][2]

作り方
  1. 上記材料をシェークする。
  2. カクテル・グラスに注ぐ。
  3. グラスにマラスキーノ・チェリーを飾る。
  • アブサンが禁止されていた期間には代わりにパスティスが使用されていたため、現在でもパスティスを使用することもある[2]

脚注

  1. ^ a b c 中村健二(監修)『世界一のカクテル―スタンダードからオリジナルまで カクテルがよくわかる完全ガイド』主婦の友社、2010年、143頁。ISBN 978-4072743935 
  2. ^ a b c d e f ヨコハマ カクテルガイド”. アサヒビール. 2016年7月20日閲覧。
  3. ^ a b c 『今夜、ハマのバーにて。 vol.4』〜「ヨコハマ」とストーリー〜”. はまれぽ.com (2017年8月3日). 2024年9月23日閲覧。
  4. ^ 『ことりっぷマガジン vol.3 2015 冬』昭文社、2014年、121頁。 ISBN 978-4398275387 
  5. ^ かながわ検定協議会 (2006). よこはま百問. かながわ検定協議会. p. 213. ISBN 9784876453931 
  6. ^ るるぶ横浜中華街みなとみらい’16~’17. JTBパブリッシング. (2016). p. 32. ISBN 9784533110108 
  7. ^ 『横浜 中華街 (ココミル)』JTBパブリッシング、2012年、591頁。 ISBN 978-4533086892 
  8. ^ すべてのグラスにストーリーがある〜ホテルニューグランドのバー「シーガーディアンII」に受け継がれるカクテルの物語〜”. ハマトク(横浜銀行). 2018年6月25日閲覧。

「ヨコハマ (カクテル)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヨコハマ_(カクテル)」の関連用語

ヨコハマ_(カクテル)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヨコハマ_(カクテル)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヨコハマ (カクテル) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS