ユメマクラガイとは? わかりやすく解説

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ユメマクラガイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/12 13:46 UTC 版)

ユメマクラガイ
分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Mollusca
: 腹足綱 Gastropoda
階級なし : 新生腹足類 Caenogastropoda
階級なし : 高腹足類 Hypsogastropoda
階級なし : 新腹足類 Neogastropoda
上科 : マクラガイ上科 Olivoidea
: マクラガイ科 Olividae
亜科 : マクラガイ亜科 Olivinae
: マクラガイ属 Oliva Bruguière, 1789
: ユメマクラガイ O. sayana
学名
Oliva sayana
和名
ユメマクラガイ
英名
lettered olive

ユメマクラガイOliva sayana Revenel, 1834)はマクラガイ科の巻貝O. litterata Lamarck はシノニム[1]

米国ノースカロライナ州からメキシコ・ユカタン州にかけて分布。産地では普通種。サウスカロライナ州には多く生息し、同州の「州の貝」に指定されている[2]潮間帯から水深130メートルの砂質干潟または砂底に生息[3][4]

形態

殻は全長30ミリから90ミリに達する、マクラガイ科の中では中型ないし大型の種である。蓋はない。細長い円筒形の殻は厚く、硬い。螺塔はやや高く、その先端は尖っている。縫合は深い溝状で、その下縁に沿って畝状の隆起がある。殻口は狭く、外唇は厚い。殻口の内部は薄い紫色。殻の表面は灰色またはクリーム色で、赤褐色の折れ線状の模様がある(: lettered oliveの由来)ものが多いが個体差が大きい[4][3]フロリダ州沖で稀に黄金色の個体(O. citrina Johnson[1])が採れるが、収集家の人気を呼んでいる[3]

生態

肉食性。日中は砂の中に潜み、夜間活動する[4]

出典

  1. ^ a b アボット&ダンス 1985, p. 194.
  2. ^ Animals & Other Living Things”. scstatehouse.gov. 2012年12月14日閲覧。
  3. ^ a b c ダンス 1994, p. 156.
  4. ^ a b c ハラセウィッチ&モレゾーン 2017, p. 507.

参考文献

  • R. T. アボット、S. P. ダンス『世界海産貝類大図鑑』渡部忠重, 奥谷喬司(監訳)、平凡社、1985年3月8日。ISBN 4-582-51811-7 
  • M. G. ハラセウィッチ、ファビオ・モレゾーン 著、平野弥生 訳『世界の貝 大図鑑:形態・生態・分布』(第1刷)柊風舎、2017年2月1日、132頁。ISBN 978-4-86498-043-2 
  • ピーター・ダンス 著、長原渓子, 清水洋子, 蔦森樹 訳、余田正, 伊東志津子 編『貝の写真図鑑』小川数也(監修)(第1刷)、日本ヴォーク社、1994年10月1日。ISBN 4-529-02419-9 



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