モンサント法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/25 02:41 UTC 版)
モンサント法 (Monsanto process) とは、有機合成分野においてメタノールを触媒によってカルボニル化させることで酢酸を製造する化学プロセスである。1960年にドイツの化学メーカーであるBASFによって開発されたが、開発当初は700 atm、300°Cという過酷な反応条件が必要であった。1966年にアメリカのバイオ化学メーカーであるモンサントによって改善され、30から60 atm、150から200°Cという穏やかな条件で反応を進行させることができるようになった[1]。後に、モンサント法よりも経済的で環境に配慮されたカティバ法がBPケミカルズによって開発され、モンサント法は主要な酢酸製造法の地位をカティバ法に取って代わられた。
- ^ http://www.greener-industry.org.uk/pages/ethanoicAcid/6ethanoicAcidPM2.htm
- ^ Jones, J. H. (2000年). “The CativaTM Process for the Manufacture of Acetic Acid”. Platinum Metals Rev. 44 (3): 94–105 .
- ^ Zoeller, J. R.; Agreda, V. H.; Cook, S. L.; Lafferty, N. L.; Polichnowski, S. W.; Pond, D. M. (1992年). “Eastman Chemical Company Acetic Anhydride Process”. Catalysis Today 13 (1): 73–91. doi:10.1016/0920-5861(92)80188-S.
- 1 モンサント法とは
- 2 モンサント法の概要
- 3 外部リンク
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