モロチナ川
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/05 06:56 UTC 版)
モロチナ川 | |
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水系 | モロチナ川 |
延長 | 197 km |
流域面積 | 3450 km² |
水源 | モロチャンシク |
河口・合流先 | モロチナ潟 |
流域 | ウクライナ・ザポリージャ州 |
モロチナ川(モロチナがわ、ウクライナ語: Молочна)またはトクマク川(トクマクがわ、ウクライナ語: Токмак)は、ウクライナ・ザポリージャ州を流れる川である。
地理
全長197km、流域面積3450km²、水源は同州モロチャンシク内にあり、アゾフ海に接するモロチナ潟[注 1]に流入する。この一帯はホシハジロ、アオガンの生息地とメナダ、ヨーロッパヌマガレイの産卵場であり、1997年にラムサール条約登録地となった[1]。
流域の市(місто)としてはモロチャンシク、トクマク、メリトポリがある。
名称
中世の年代記に言及されるステニ川(ステニ川の戦い)は、モロチナ川にあたるとされている[2]。また、現在の別称として、ノガイ族によって名づけられた[3][4]、トクマクという名で呼ばれることもある。なお、モロチナとはミルクを意味し、一説には、川の周辺の牧草が、豊富な搾乳量の助力となっていたことに由来するという説がある[5]。
支流
- クルクラク川
- チィンフル川
- クロシャヌィ川
- ユシャンルィ川
- アラブカ川
脚注
注釈
出典
- ^ “Molochnyi Liman | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2022年4月27日). 2023年4月5日閲覧。
- ^ С. А. Плетнёва Половцы
- ^ В. И. Медведский, «Токмак: археология и история»
- ^ А. И. Сикалиев, «Отражение общественного строя ногайцев в героическом эпосе», Вестник АГУ, Серия 2, № 1 — 2008
- ^ Фоменко В. Г. — «Откуда это название?» (на украинском языке) — Днепропетровск, «Промінь», 1969.
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