メルカロード宇治川とは? わかりやすく解説

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メルカロード宇治川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/29 13:46 UTC 版)

メルカロード宇治川(メルカロードうじかわ)は、神戸市中央区楠町下山手通北長狭通に挟まれた、南北1本の道路の脇に位置する商店街である。

概要

宇治川商店街の地下には、宇治川の水路があり神戸港(現在のハーバーランドモザイク北側)まで流れている。

宇治川商店街の基盤である市場は3つで構成されていた。

  • 毎日市場 - 八百屋・肉屋・魚屋・乾物屋・米屋・豆腐屋・雑貨屋・果物屋等充実したメイン市場
  • 楠市場 - お菓子屋・茶葉屋・肉屋・魚屋・総菜屋・ゲームセンター
  • 公設市場 - 屋内市場で、中には総菜屋・昆布屋・漬物屋・卵屋・服屋・おやつセンターなど

西側に楠市場の入り口、東側に毎日市場の入り口、南側に公設市場の入り口があり、年末になると、商店街各所でしめ縄の屋台が出て賑わった。

1967年(昭和42年)に神戸市を襲った豪雨(昭和42年7月豪雨)では当商店街も多くの店舗が水没するなどの被害が出て、中でも西側にあった4階建てと2階建ての鉄筋コンクリート構造の建物が倒壊した[1]

昭和中期~後期に最盛期を迎えたが、各地にスーパーマーケットが開店した影響を受け、商店街の中心機能「市場」が廃れ始めた。メルカロードにも1980年(昭和55年)にスーパーヒロタが開店したことを機に、各市場から少し客足が遠のくことになった。

1920年(大正9年)に創設された公設市場は1990年(平成2年)に「ジョイエール宇治川」として再出発した。1995年に発生した阪神・淡路大震災の影響で商店街の市場はさらに衰退し、毎日市場と楠市場は姿を消した。ジョイエール宇治川は建物が耐震基準を満たさなかったことから2019年(令和元年)に一旦閉店し、改装を行って2020年(令和2年)に新しい店舗として再開[2]。このジョイエールが宇治川商店街にできたことで、商店街の中にスーパーマーケットが2つとなった。2023年(令和5年)には2つのスーパーのうちスーパーヒロタが閉店した[3]

脚注

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