ミンミン (楽器)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ミンミン (楽器)の意味・解説 

ミンミン (楽器)

(ミンミン (みんなの民族楽器) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/21 07:04 UTC 版)

ミンミン
メーカー/ブランド HOSCO
構造
ボディタイプ 変形ギター
スケール長 590mm
フレット 19
材質
ボディ スプルース ナトー ローズウッド
カラーバリエーション
ナチュラル
その他
3弦からなるギターに近い日本生まれの楽器
テンプレート | カテゴリ

ミンミンは、2005年にアマチュアウクレレ奏者の川合ケンが考案し、楽器輸入卸業のHOSCO(有限会社細川、現株式会社ホスコ)と共同開発をした3弦ギター。ギターと三線の特徴を併せ持ち、ギターのコードを指一本で押さえられる。スティック・ダルシマーやストラムスティックBEGIN一五一会をヒントに制作された。 基本的なチューニングはCチューニング(3弦からC,G,C)で、弾きやすいキーはC、F、Cm、Am、Fm。また、DチューニングやBチューニング、ウクレレチューニングも可能である。

演奏方法はギターと同様にピックを使って行い、ストラップを使い肩から提げる形をとる。全長770mm、重量は470gと軽量で、厚さも3cm程度であり、子どもや高齢者など誰にでも扱い易い楽器とされている。小さいながらも、倍音豊かな独特のサウンドは、かなりの音量が出る。

2024年5月、HOSCOでの取り扱い終了、廃番になる。 翌2025年2月、川合ケン自ら「ミンミン復活プロジェクト」として、応募者全員が入手できるAll in 方式でのクラウドファンディングを実施。目標額100万円のところ、1,310,250円で目標達成。次回開催は現時点では未定だが、プロジェクトページに「もう一度プロジェクトをやってほしい」ボタンがある。また、川合ケン自身も復活プロジェクト時にnoteを開設、クラファン前後に新聞やラジオ等メディアに露出してミンミン普及を訴えており、今後も意欲的な活動が期待できる。

廃番前の価格は2万5千円程度と比較的安価だが、一五一会ほど知名度が高くないため、普及はしていない。間伐集成材を用いた「ミンミン-ECO(エコ)」とその組立キット、また同コンセプトの「ミンミン-ECOウクレレ」とその組立キットなどのバリエーションもある。 2025年2月のクラウドファンディングでは、通常のミンミンの他、小型で1オクターブ高いチューニングの「ミンミン・ミニ」もリターンで選択できた。

普及していない理由のひとつに楽譜や教則本がほぼ存在しないことがあったが、2021年頃からミンミンプレーヤーのFunkTheMinminにより、ブログや楽譜販売サイトPiascoreに資料が掲載されはじめた。 2025年のクラウドファンディング時に、川合ケンもサポート体制として「・レッスン動画をYouTubeなどで定期的に配信して参ります。・noteを利用してコラムや楽譜、音源を配信致します。」と記載している。

ゴンチチチチ松村が愛用している。

ミンミンという名称は「みんなの民族楽器」の略。


外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ミンミン (楽器)」の関連用語

ミンミン (楽器)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ミンミン (楽器)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのミンミン (楽器) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS