ミチオカクとは? わかりやすく解説

ミチオ・カク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/29 01:23 UTC 版)

Michio Kaku
ミチオ・カク(2020)
生誕 (1947-01-24) 1947年1月24日(77歳)[1]
アメリカ合衆国 サンノゼ
国籍 アメリカ合衆国
研究分野 理論物理学
研究機関 ニューヨーク市立大学シティ・カレッジ
ニューヨーク大学
プリンストン高等研究所
出身校 ハーバード大学
カリフォルニア大学バークレー校
博士論文 Spin and Unitarity in Dual Resonance Models (1972)
博士課程
指導教員
スタンレー・マンデリシュターム
主な業績 弦の場の理論
公式サイト
mkaku.org
プロジェクト:人物伝
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ミチオ・カク加來 道雄、Michio Kaku、1947年1月24日 - )は日系アメリカ人(3世)の理論物理学者、作家。専門は素粒子論、とくに超弦理論

来歴

カリフォルニア州サンノゼで生まれた。彼は自身の幼年時代を振り返って、「自分は日系3世で、祖父はサンフランシスコ地震(1906年)の後片付けのためにアメリカへ来て、父親はアメリカ生まれだが日本で教育を受けたので英語はあまり話さず、両親ともに太平洋戦争中にトゥーリー・レイクTule Lake)などの日系人の強制収容所に入れられていた時に知り合い結婚し、兄はそこで生まれた」と語っている[2]

パロアルト市の高校時代に理論物理学者のエドワード・テラーに傾倒する。1968年ハーバード大学卒業。1972年カリフォルニア大学バークレー校ローレンス・バークレー国立研究所より博士号を取得。 1973年プリンストン大学講師を経て、25年以上ニューヨーク市立大学シティカレッジ物理学部教授として教鞭をとる。現在は同大学教授の他、プリンストン大学ニューヨーク大学の講師。

弦理論に大きな貢献があり、いわゆる弦の場の理論の創始者の一人。科学の普及活動に熱心で多くの著書を出版、ベストセラーも複数ある。科学解説者としてディスカバリーチャンネルなどTV出演もこなす。

著書

出演

その他ディスカバリーチャンネルの科学番組に度々登場し意見を述べている。

  • 『ネクストワールド 私たちの未来』(NHK、2015年)
  • 『ニューヨーク白熱教室 最先端物理学が語る驚異の未来』(NHK教育、2015年)
  • スター・トーク』シーズン2エピソード5「バック・トゥ・ザ・フューチャーのドクが語る科学」、シーズン3エピソード12「スティーブン・ホーキング博士の素顔」(ナショナルジオグラフィックチャンネル)

関連項目

脚注

  1. ^ Drew, Bernard Alger (2008). 100 Most Popular Nonfiction Authors: Biographical Sketches and Bibliographies. Libraries Unlimited. p. 189. ISBN 9781591584872. https://archive.org/details/100mostpopularno0000drew/page/189 
  2. ^ Skyward Interview: "Michio Kaku, String Symphonies" by Owen Pye, in JAL Skyward Magazine (February, 2010):

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