胎子ミイラ変性とは? わかりやすく解説

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胎子ミイラ変性

(ミイラ変性胎子 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/24 00:19 UTC 版)

胎子ミイラ変性(たいじみいらへんせい、: mummification of fetus)とは子宮内で死亡した胎子が無菌的に水分を失って萎縮硬化し、チョコレート色を呈する状態であり、ウシに多く発生する。胎子ミイラ変性を呈する胎子をミイラ変性胎子と呼ぶ。原因には遺伝感染中毒などがある。母体は黄体遺残のため無発情となる。直腸検査では子宮の膨満、胎水、波動感、子宮動脈の脈動が認められず、子宮内に弾力性のない硬い物体が認められる。ミイラ変性胎子の体表に石灰が沈着して硬化したものを石子、胎膜の表面に石灰が沈着したものを石胞と呼ぶ。ウシにおいての処置はエストリオール製剤、PGF製剤またはデキサメサゾンの併用注射を行う。

関連項目

  • 胎子浸漬

参考文献

  • 山内亮監修 『最新家畜臨床繁殖学』 朝倉書店 1998年 ISBN 4254460201
  • 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104
  • 浜名克己, 中尾敏彦, 津曲茂久編 『獣医繁殖学 第3版』 文永堂出版 2006年 ISBN 4830032065



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