マーク・ジョンソン (アイスホッケー)とは? わかりやすく解説

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マーク・ジョンソン (アイスホッケー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/16 18:42 UTC 版)

獲得メダル

マーク・ジョンソン
男子アイスホッケー
アメリカ合衆国
オリンピック
1980

マーク・ジョンソン(Mark Johnson、1957年9月22日 - )は、アメリカ合衆国ミネソタ州ミネアポリスウィスコンシン州マディソン出身の元プロアイスホッケー選手、アイスホッケー指導者。

経歴

現役時代

ウィスコンシン大学マディソン校の伝説的なコーチだった父親のボブ・ジョンソンの下で3年間プレイした。1977年、1年次でNCAAチャンピオンシップ優勝を味わった。大学発の西部地区ホッケー協会(WCHA)の新人王に選ばれ、大学の歴代得点2位となり、オールアメリカンには2度選ばれている。

父親がアメリカ合衆国代表コーチを務めていた1976年に18歳で国際大会に初出場し、11試合でプレイしている。また1978年から1990年まで8回のアイスホッケー世界選手権に出場した。1980年のレークプラシッドオリンピックソビエト連邦ロシア語版戦の第1ピリオド終了間際にゴールを決めて、ソビエト連邦のコーチだったビクトル・チーホノフウラディスラフ・トレチャクを交代させた。この疑問に残る采配[1]もあり、アメリカ合衆国はこの試合で逆転勝利を収めた。この試合の第3ピリオドにも同点となる得点を決めている。また、フィンランド戦でもゴールを決めて勝利に貢献し、金メダルを獲得した[2]

NHLではピッツバーグ・ペンギンズミネソタ・ノーススターズハートフォード・ホエーラーズセントルイス・ブルースニュージャージー・デビルスでプレイした。1983年から1985年までの2年間はホエーラーズのキャプテンを務め、1984年のNHLオールスターゲームに選出された。また2年間はイタリアのMilan Saima SGで、そして1992年には現役最後のシーズンをオーストリアのチームで過ごした。

また、1998年のアイスホッケー世界選手権に41歳で2試合に出場し、アメリカ合衆国がグループAに残留するために力を尽くした。

現役引退後

引退後、彼は1996年から2002年まではウィスコンシン大学マディソン校の男子チームのアシスタントコーチを行った。そして2002年から女子アイスホッケーチームのヘッドコーチをしている[3]。チームは2006年3月26日に行われたNCAAチャンピオンシップ決勝に勝ち初優勝を遂げた。翌2007年3月18日にも連覇を果たしている。

2001年にウィスコンシン州のホッケーの殿堂入り、2004年にはホッケーの殿堂入りを果たした。

2006年7月6日、彼はアイスホッケー女子アメリカ合衆国代表のヘッドコーチに就任し、再建に乗り出した。2000年、2002年のアイスホッケーアメリカ合衆国代表のアシスタントコーチも行っていた。

詳細情報

表彰

  • WCHA ルーキー・オブ・ザ・イヤー (1977年)
  • WCHA オールスターファーストチーム (1978年, 1979年)
  • NCAA ウェストオールアメリカンファーストチーム(1978年, 1979年)
  • WCHA 最優秀選手(1979年)

記録

代表歴

  • 1978年アイスホッケー世界選手権アメリカ合衆国代表
  • 1979年アイスホッケー世界選手権アメリカ合衆国代表
  • 1980年オリンピックアイスホッケーアメリカ合衆国代表
  • 1981年アイスホッケー世界選手権アメリカ合衆国代表
  • 1981 カナダ・カップ アメリカ合衆国代表
  • 1982年アイスホッケー世界選手権アメリカ合衆国代表
  • 1984 カナダ・カップ アメリカ合衆国代表
  • 1985年アイスホッケー世界選手権アメリカ合衆国代表
  • 1986年アイスホッケー世界選手権アメリカ合衆国代表
  • 1987年アイスホッケー世界選手権アメリカ合衆国代表
  • 1987 カナダ・カップ アメリカ合衆国代表
  • 1990年アイスホッケー世界選手権アメリカ合衆国代表

脚注

  1. ^ 後にジョンソンはNHLのチームでソ連代表だったヴャチェスラフ・フェティソフにこの交代について聞いたところ、「コーチは狂っていた」という発言を聞いている。Miracle On Ice: American Hockey's Defining Moment
  2. ^ Miracle on Ice
  3. ^ University of Wisconsin-Madison's women's hockey team

外部リンク




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