マーガレット・オカヨとは? わかりやすく解説

マーガレット・オカヨ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/03 04:10 UTC 版)

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マーガレット・オカヨ
Margaret Okayo
選手情報
フルネーム Margaret Okayo
国籍  ケニア
種目 マラソン
所属 フィラ
生年月日 (1976-05-30) 1976年5月30日(42歳)
生誕地 ニャンザ州キシイ県マサバ
居住地 ナイロビ
身長 152cm
体重 43kg
コーチ担当者 ガブリエル・ローザ
自己ベスト
5000m 15分30秒0(2001年)
ハーフマラソン 1時間07分23秒(2003年)
マラソン 2時間20分43秒(2002年)
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マーガレット・オカヨ(Margaret Okayo、1976年5月30日 - )はケニア陸上競技選手。ニャンザ州キシイ県マサバ出身のキシイ族[1]ボストンマラソンをはじめメジャー大会で4勝を挙げるなど、マラソンで成功を収めた選手である。

オカヨは9人兄弟の5番目の子どもに生まれた。プライマリースクール時代の13歳から陸上競技を始め、1993年にセカンダリースクールを卒業した[注 1][2]。ナイロビへ居を移した後、1995年に刑務所職員として採用され、ケニアのトップランナーとしてのキャリアを歩み始めた[1][3]

コーチのガブリエル・ローザにより素質を見出されてフィラに所属した後は、1年のうち数ヶ月間ブレシアに滞在して練習を重ねた[4]。1998年コモンウェルスゲームズ10000mで5位に入賞し、1999年世界ハーフマラソン選手権で13位となった。

オカヨはニューヨークシティマラソンボストンマラソンロンドンマラソンのメジャー大会で4勝を挙げた。このうちニューヨークシティマラソンでは2001年に2時間24分21秒の記録を残して優勝し、1992年にリサ・オンディエキが樹立した大会記録を19秒更新した[5]。2003年にはキャサリン・ヌデレバ、ローナ・キプラガトらを破って2度目の優勝を飾り、自身が持つ大会記録を2時間22分31秒まで縮めている[2]

オカヨはミラノマラソン、ロックンロールマラソンでも優勝を重ねたが、女子マラソンケニア代表として出場した2004年のアテネオリンピックは途中棄権の結果に終わった。ハーフマラソンでは2003年のウーディネハーフマラソンにて優勝し、2008年のローマ・オスティアハーフマラソンで3位となった[6][7]

主な戦績

大会名 開催地 結果 記録
1999 シカゴマラソン シカゴ 2位 2時間26分00秒
2000 ロックンロールマラソン サンディエゴ 優勝 2時間27分05秒
シカゴマラソン シカゴ DNF
ニューヨークシティマラソン ニューヨーク 3位 2時間26分36秒
2001 ロックンロールマラソン サンディエゴ 優勝 2時間25分05秒
ニューヨークシティマラソン ニューヨーク 優勝 2時間24分21秒
2002 ボストンマラソン ボストン 優勝 2時間20分43秒
ニューヨークシティマラソン ニューヨーク 5位[8] 2時間27分46秒
ミラノマラソン ミラノ 優勝 2時間24分59秒
2003 ボストンマラソン ボストン 4位 2時間27秒39分
ニューヨークシティマラソン ニューヨーク 優勝 2時間22分31秒
2004 ロンドンマラソン ロンドン 優勝 2時間22分35秒
アテネオリンピック アテネ DNF
ニューヨークシティマラソン ニューヨーク 4位 2時間26分31秒
2005 ロンドンマラソン ロンドン 4位 2時間25分22秒
2006 ロンドンマラソン ロンドン 9位 2時間29分16秒
2010 サンパウロマラソン サンパウロ 2位 2時間40分23秒

記録

注釈

  1. ^ ケニアの学制は2010年現在プライマリー、セカンダリーの8・4年制である。オカヨが学生であった時代の1989年に8・4・6年制から8・4・4年制に変更される教育改革があった。日本国外務省 諸外国の学校情報参照

脚注

  1. ^ a b Athletics - Prisons Staff Line Up for National Meet allafrica.com (2007-05-31). 2011年1月1日閲覧。
  2. ^ a b Jere Longman (2003-11-03). NEW YORK CITY MARATHON: WOMEN; Okayo Breaks Her Record By Nearly Two Minutes ニューヨーク・タイムズ. 2011年1月1日閲覧。
  3. ^ John Manners and Sabrina Yohannes (2004-08-21). Focus on Athletes - Margaret Okayo IAAF. 2011年1月1日閲覧。
  4. ^ Diego Sampaolo (2002-12-01). Okayo fights back from Big Apple disappointment to win Milan Marathon IAAF. 2011年1月1日閲覧。
  5. ^ Frank Litsky (2001-11-05). MARATHON 2001: THE WINNERS; Never the Favorites, Jifar and Okayo Wear the Laurels ニューヨーク・タイムズ. 2011年1月1日閲覧。
  6. ^ Italian road race season off to flying start with Bekele and Okayo IAAF (2003-09-30). 2011年1月1日閲覧。
  7. ^ Alberto Zorzi (2008-02-24). Women’s course record goes at Rome-Ostia Half Marathon with 1:09 run IAAF. 2011年1月1日閲覧。
  8. ^ 6位でゴールしたが、後に他選手のドーピング失格により、5位に繰り上げ。

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