マトウレア属とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > マトウレア属の意味・解説 

マトウレア属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/16 06:26 UTC 版)

マトウレア属
ブルーキャッツアイ
Matourea azurea
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類
core eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : シソ類 lamiids /
真正キク類I euasterids I
: シソ目 Lamiales
: オオバコ科 Plantaginaceae
: Gratioleae
: マトウレア属 Matourea
学名
Matourea
Aubl.
シノニム
和名
マトウレア属

マトウレア属(マウトレアぞく、学名:Matourea)は、オオバコ科多年生草本または低木

特徴

茎や葉に腺毛をもつ。茎は円柱形または四角形で、基部は木質化する。葉は披針形〜倒卵形で対生し全縁、羽状脈がある。花序は穂状花序または単生し、頂生または上部の葉腋につく。花冠は青紫色で筒状、先で上下に分かれ、下唇弁の基部には白斑がある。下唇弁は時にやや3裂する。雄しべ4本のうち2本は不稔性。果実は卵形の蒴果で、中に小さな黒褐色の種子を多数もつ[1]

分類と分布

本属の代表的な種であるブルーキャッツアイ Matourea azurea の場合、最初の記載時の学名からの変遷は、Stemodia azurea LindenOtacanthus azureus (Linden) Ronse[2]Achetaria azurea (Linden) V.C.Souza[3]Matourea azurea (Linden) Colletta & V.C.Souza[4] となり、時期により異なる学名が使用されてきた。このため、以前の図鑑等[1][5]では古い属名が使用されていることがある。

Otacanthus属は4種が南米ブラジルに分布[1]Matourea属としては、POWOでは2025年現在、中南米に9種を認めている[6]

利用

日向〜半日陰の適度に肥沃な、水はけの良い土壌で栽培する。繁殖は挿し木による[1]

脚注

  1. ^ a b c d (Fayaz 2011, pp. 614–615)
  2. ^ (Ronse 2001, pp. 137–153)
  3. ^ (Souza & Giulietti 2009, pp. 7–288)
  4. ^ (Colletta, Scatigna & Souza 2020, pp. 1354–1360)
  5. ^ (沖田原 2021, p. 377)
  6. ^ Matourea Aubl.” (英語). Plants of the World Online. Kew Science. 2025年11月14日閲覧。

参考文献

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  マトウレア属のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マトウレア属」の関連用語

1
30% |||||

マトウレア属のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マトウレア属のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマトウレア属 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS