ポール・K・ウェイマーとは? わかりやすく解説

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ポール・K・ウェイマー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/29 01:59 UTC 版)

ポール・K・ウェイマー
Paul K. Weimer
生誕 (1914-11-05) 1914年11月5日
アメリカ合衆国 インディアナ州 ウォバッシュ
死没 2005年1月6日(2005-01-06)(90歳)
アメリカ合衆国 ニュージャージー州 プリンストン
国籍 米国人
教育 オハイオ州立大学
マンチェスター大学 (インディアナ州)英語版
著名な実績 CMOSイメージセンサ
ステンシルリソグラフィ英語版
薄膜トランジスタ
撮像管
受賞 IEEEモリス・N・リーブマン記念賞英語版 (1966年)
ニュージャージー発明家殿堂賞英語版(1992年)

ポール・K・ウェイマー(Paul K. Weimer、1914年11月5日 - 2005年1月6日)は、テレビ映像撮影用撮像管の感度を上げる電子増倍管ステンシルリソグラフィ英語版CMOSイメージセンサ薄膜トランジスタ(TFT)の開発に貢献したことで知られる人物。

生涯

インディアナ州ウォバッシュ生まれ。1936年、インディアナ州にあるマンチェスター大学 (インディアナ州)英語版で数学と物理学の学士号を取得、1938年、カンザス大学で物理学の修士号を取得。さらに、1942年にオハイオ州立大学で物理学の博士号を取得した。その後、ニュージャージー州プリンストンにあるRCAの研究所に入社し、1981年に退職するまで勤めた。

彼の最初の仕事は、映像撮影用撮像管に付随する電子増倍管の開発であった。この電子増倍管は、従来の100倍の感度を持つことが証明され、米国におけるテレビ放送の最初の20年間に、番組収録用テレビカメラで使用された。

1961年、ウェイマーはガラス基板にコプレーナー法で薄膜トランジスタを作ってみた。典型的な作成方法で、金のソースドレイン蒸着し、次に多結晶の半導体材料を蒸着して、その上にゲートを配置した。そして、ゲートと半導体の間に絶縁体を挟んだところ、素晴らしい結果が得られ、1962年の論文「The TFT: A New Thin-Film Transistor」をIEEE誌で発表した[1]

90以上の特許を持ち、全米技術アカデミー会員、米国無線学会フェローでもあった。また、IREテレビ賞、1966年にIEEEモリス・N・リーブマン記念賞、RCAデイビッド・サルノフ科学部門優秀業績賞、1986年にドイツ写真協会文化賞、ニュージャージー発明家殿堂賞英語版などを受賞している。

2005年にニュージャージー州プリンストンにて90歳で死去した。

参照

脚注・参考文献

  1. ^ Weimer, Paul K. (June 1962). “The TFT: A New Thin-Film Transistor”. Proceedings of the IRE 50 (6): 1462–1469. doi:10.1109/JRPROC.1962.288190. 

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