ボーン・オン・ザ・バイヨーとは? わかりやすく解説

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ボーン・オン・ザ・バイヨー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/22 06:15 UTC 版)

「ボーン・オン・ザ・バイヨー」
クリーデンス・クリアウォーター・
リバイバル
シングル
初出アルバム『Bayou Country
A面 プラウド・メアリー
B面 ボーン・オン・ザ・バイヨー
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 ロサンゼルス、RCAスタジオ(1968年後半)
ジャンル スワンプ・ロック
時間
レーベル ファンタジー・レコード
作詞・作曲 ジョン・フォガティ
プロデュース ジョン・フォガティ
クリーデンス・クリアウォーター・
リバイバル
シングル 年表
アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー
b/w
ウォーク・オン・ザ・ウォーター(1968年
プラウド・メアリー
b/w
ボーン・オン・ザ・バイヨー1969年1月)
バッド・ムーン・ライジング
b/w
ロディ(1969年4月)
ミュージックビデオ
「Born on the Bayou」 - YouTube
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ボーン・オン・ザ・バイヨー」(Born on the Bayou)は、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルが1969年に発表した楽曲。

概要

ジョン・フォガティカリフォルニア州バークレーに生まれ、10代から同州コントラコスタ郡エルサリートで育った[3]合衆国南部には住んだこともなく、広く旅をしたこともなかった。にもかかわらず彼は南部を舞台にした曲を書き上げた。1970年にラジオ・ドキュメンタリー番組『ポップ・クロニクルズ』に出演した際、フォガティは次のように語っている[4]

「ボーン・オン・ザ・バイヨー」は、架空の少年時代や胸騒ぎのする独立記念日について書いた「ポータービル」にどことなく似ている。俺はそれをスワンプ(沼地)に置き換えた。もちろん住んだことは一度もなかったけれどね。書き始めたときにはもう遅くになっていた。俺は純粋な作家になろうとして、あえてギターは持たなかった。アパートの何もない壁をじっと見つめたまま、情景を思い浮かべようとした。むき出しの壁は小さなアパートにはまことにおあつらえ向きだ。特にかけるものを買う余裕なんかぜんぜんないときには。
"フードゥーを追いかけて(Chasing down a hoodoo)"。フードゥーは摩訶不思議で神秘的で精神的な、ひとつに定義のできない幻影みたいなものだ。幽霊や影のようでもある。必ずしも悪というわけではないが、確実に言えるのは別世界のものだということ。俺はハウリン・ウルフマディ・ウォーターズからイメージをつかみ取ろうとした。

1968年後半にロサンゼルスのRCAスタジオで録音された。アンプによるトレモロが強くかけられたギターを特徴とする。フォガティが使用したギターはギブソンES-175[5]

1969年1月5日発売の2枚目のスタジオ『Bayou Country』に収録(日本語の表記は「バイヨー・カントリー」[6])。同月にシングルカットされた「プラウド・メアリー」のB面に収録された。アルバム・バージョンは5分10秒。シングル・バージョンは3分50秒に縮められている。

同年8月のウッドストック・フェスティバルでの公演で本作品も演奏された。

2008年12月に『Bayou Country』の40周年記念エディション盤が発売。1971年9月28日にロイヤル・アルバート・ホールで行われたコンサートでのライブ・バージョンが収録された。

カバー・バージョン

脚注

  1. ^ Chronicle: The 20 Greatest Hits (CD booklet). Creedence Clearwater Revival. U.S.A.: Fantasy Records. 1991. FCD-CCR2-2。
  2. ^ Bordowitz, Hank. Bad moon rising: the unauthorized history of Creedence Clearwater Revival. Schirmer Books, 1998, p. 58
  3. ^ Fogerty, John (2015). Fortunate son : my life, my music. Jimmy McDonough. New York. ISBN 978-0-316-24457-2. OCLC 917202092. https://www.worldcat.org/oclc/917202092 
  4. ^ Finding Fogerty: Interdisciplinary Readings of John Fogerty and Creedence ... - Google Books
  5. ^ Drozdowski, Ted. “How John Fogerty Created Swampy 6-String Magic with Classic Les Pauls”. Gibson Guitar Co.. August 22, 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。October 25, 2013閲覧。
  6. ^ バイヨー・カントリー - クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN. 2022年3月22日閲覧。



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