ボーイ・サーフェス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/04 08:09 UTC 版)

ボーイ・サーフェス(ボーイ曲面)は、二次元実射影空間[1] RP2 のR3 へのはめ込み[2]の一種である。
ヴェルナー・ボーイが二次元実射影空間RP2がR3 へはめ込み可能であることを発見した。ボーイは具体的に、はめ込みを構成することでその発見をした。ボーイのこの業績に敬意を表してこの図形をボーイ・サーフェスと呼ぶ。
RP2 が 4次元空間に埋め込める[3]ことはボーイより前から周知であった(証明が簡単にできることも周知であった)。 3次元空間に埋め込めないこともボーイより前から周知であった(これも証明が簡単にできることも周知であった)。 3次元空間にはめ込めるかどうか、はボーイより前には未解決であった。
脚注
参考文献
- Characteristic Classes: John Milnor and James D. Stasheff Annals of Mathematics Studies (Book 76)ISBN-13: 978-0691081229 ボーイ・サーフェス、RP2、の厳密な説明が載っている。上級者向け。
- 異次元への扉―はさみと紙から始めてトポロジーの達人に 小笠 英志 日本評論社 ISBN 978-4535786080 ボーイ・サーフェス、RP2、についての初心者向けの説明が載っている。
外部リンク
- Make your Boy surface - ボーイ・サーフェスをはさみと紙とセロテープで工作する動画が見られる。
- 設計図(日本語) - 上記の紙工作の設計図。
- 設計図(英語) - 上記の紙工作の設計図。
関連項目
- ボーイ・サーフェスのページへのリンク