ボーイズ・ライフ (映画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/15 05:12 UTC 版)
ボーイズ・ライフ | |
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This Boy's Life | |
監督 | マイケル・ケイトン=ジョーンズ |
脚本 | ロバート・ゲッチェル |
原作 | トバイアス・ウルフ |
製作総指揮 | ピーター・グーバー |
出演者 |
レオナルド・ディカプリオ ロバート・デ・ニーロ エレン・バーキン |
音楽 | カーター・バーウェル |
撮影 | デヴィッド・ワトキン |
編集 | ジム・クラーク |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
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上映時間 | 115分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
興行収入 |
$4,104,962[1] ![]() ![]() |
『ボーイズ・ライフ』(This Boy's Life)は、1993年公開のアメリカ映画。作家で大学教授のトバイアス・ウルフの若き日を描いた自伝小説の映画化作品である。 レオナルド・ディカプリオの映画キャリアのスタート作品。ロバート・デ・ニーロとの初共演作品で、本作の抜擢にはデ・ニーロの後押しがあった。[2]
ストーリー
1950年代のアメリカ。エルヴィス・プレスリーが大好きなトビーは、男運の悪い母キャロラインと暮らす元気な不良少年。
母は何度もトビーが悪さをしては学校に呼び出され手を焼いているが、大きな愛情を注いでいる。やがてキャロラインは、ドワイトという中年男と交際するようになり、今まで付き合ってきた男たちと違って紳士的なドワイトに惹かれ、トビーを連れて再婚する。だがトビーは、ドワイトの紳士ぶりは上辺だけのもので、実は暴力的で執念深い男だということを見抜いていた。
キャスト
※括弧内は日本語吹替(VHS版)
- トバイアス・“トビー”・ウルフ - レオナルド・ディカプリオ(草尾毅)
- ドワイト - ロバート・デ・ニーロ(石田太郎)
- キャロライン - エレン・バーキン(藤田淑子)
- アーサー・ゲイル - ジョナ・ブレッチマン(宮本充)
- パール - エリザ・ドゥシュク(こおろぎさとみ)
- スキッパー - ザック・アインズリー(石野竜三)
- ノーマ - カーラ・グギノ(黒崎彩子)
- ロイ - クリス・クーパー(相沢正輝)
- チャック - トビー・マグワイア
- マリアン - キャシー・キニー
- テリー・テイラー - マイケル・バコール
- ハワード氏 - ゲリット・グレアム
- ジミー・ボーヒーズ - ショーン・マーレイ
- スキッピー校長 - リー・ウィルコフ
エピソード
ロバート・デ・ニーロが2025年5月13日(現地時間)、第78回カンヌ国際映画祭で名誉パルムドールを授与された。 レオナルド・ディカプリオがプレゼンターを務め、自分や同世代の俳優たち[3]はデ・ニーロの演技を研究して育ったと彼の偉業を讃え、『ボーイズ・ライフ』(1993)で初めて共演して以来、自分のキャリアが永遠に変わったと述べた。 『「オーディションは大変でした。ライバルが大勢いて、誰が起用されるか誰にもわかりませんでした。15か16だった私は、目立つために思いつく限りのことをしました。声を振り絞って彼に叫んだんです。会場に笑いが起きました。 その後、プロデューサーと飛行機に乗る際、『誰に演じさせたいか』と聞かれたボブ(ロバートの愛称)は、彼らしい言い方で、『最後から二番目の子が良い』と答えたそうです。 幸運なことに、最後から二人目の子とは、私のことでした。この瞬間が私の人生を永遠に変えました。映画の世界におけるキャリアが、まさに始まった瞬間でした』[4]
日本語版制作スタッフ 演出:田島荘三、翻訳:入江敦子、調整:金谷和美、制作:ビデオテック
脚注
- ^ “This Boy's Life (1993)” (英語). Box Office Mojo. 2010年7月12日閲覧。
- ^ “レオナルド・ディカプリオ、「人生を変えた」ロバート・デ・ニーロに名誉パルムドールを授与”. VOGUE J APAN 2025年5月15日閲覧。
- ^ “ホアキン・フェニックス、“憧れ”デ・ニーロとの撮影で後悔? 「ジョーカー」特別映像”. 映画com. 2025年5月15日閲覧。
- ^ “レオナルド・ディカプリオ、「人生を変えた」ロバート・デ・ニーロに名誉パルムドールを授与”. VOGUE J APAN 2025年5月15日閲覧。
外部リンク
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