ボ・セオとは? わかりやすく解説

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ボ・セオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/18 16:37 UTC 版)

ボ・セオ(Bo Seo)は韓国系オーストラリア人のジャーナリスト、作家、 2度の競技ディベート世界チャンピオン。2013年のWorld Schools Debating Championships(WSDC)と2016年のWorld Universities Debating Championship(WUDC)で優勝をしている[1]。著書に『Good Arguments』があり、ディベートで培ったスキルを公の場や個人的な人間関係にどのように応用できるかを説いている[2]

生い立ち

セオは8歳のときに家族とともに韓国からオーストラリアに移住した[3]。当時、彼はほとんど英語を話せなかった[3]。2012年にシドニーにあるバーカー・カレッジを卒業している[4]

経歴

ハーバード大学留学前の2013年、オーストラリア代表として出場したWorld Schools Debating Championshipsで優勝[2]ハーバード大学学部在学中の2016年には、パートナーのファネレ・マシュワマとともにテッサロニキで行われたWorld Universities Debating Championshipで優勝し、ハーバード大学ディベート連盟とオーストラリアのディベートチームのコーチを務める[5]。その後、清華大学で公共政策の修士号を取得[6]。2018年、オーストラリアン・フィナンシャル・レビューの研修ジャーナリストとなる[7]。2022年、初の著書『Good Arguments: What the art of debating can teach us about listen better and disagreeing well(良い議論:ディベートの技術が教えてくれる、よりよく聞き、うまく意見をぶつける方法)』を出版[2][8]

出典

  1. ^ Bo Seo” (英語). ethics.harvard.edu. 2017年2月18日閲覧。
  2. ^ a b c 'There's no substitute for listening': what being a champion debater taught Bo Seo about arguing over the dishes” (英語). TheGuardian.com (2022年7月16日). 2022年8月4日閲覧。
  3. ^ a b Tuttle, Kate. “Bo Seo makes a strong case with 'Good Arguments: How Debate Teaches Us to Listen and Be Heard'” (英語). BostonGlobe.com. 2022年8月4日閲覧。
  4. ^ Don't bother arguing with Bo Seo (12)(sic) because the former Barker student just won the world debating championship.”. Barker College (2016年1月11日). Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  5. ^ Park, Maria H. (2016年1月9日). “Harvard Team Wins 2016 World Debating Championship” (英語). Thecrimson.com. 2017年2月18日閲覧。
  6. ^ Bo Seo” (英語). PenguinRandomhouse.com. 2022年8月4日閲覧。
  7. ^ A Harvard graduate explains why good debate makes us all better” (英語). Australian Financial Review (2022年7月15日). 2022年8月4日閲覧。
  8. ^ “World debating champion Bo Seo believes in the power of disagreement — and how to strike accord” (英語). ABC News. (2022年7月16日). https://www.abc.net.au/news/2022-07-16/debate-champion-bo-seo-discusses-the-power-of-good-arguments/101241000 2022年8月4日閲覧。 

ボセオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/28 20:58 UTC 版)

ボセオの分布図:
  口語・文語両方がボセオ
  主に口語がボセオ
  口語にボセオとトゥテオ(tuteo)が併用
  ボセオなし
アルゼンチンブエノスアイレス看板の文「¿Querés cambiar? Vení a Claro.」(変えたいですか?クラロに来なさい!)のうち、querésとveníはボセオ的な使い方である(トゥテオではそれぞれquieres、venである)
エルサルバドル看板の文「¡Pedí aquí tú fría!」(冷えたやつを注文せよ!)のうち、ボセオ的なpedí(トゥテオではpide)とtúが同時に使われる

ボセオ(voseo)とは、スペイン語において二人称単数の代名詞にtúの代わりにvosを用いることである。ラテンアメリカの一部で行われており、特にアルゼンチンウルグアイパラグアイ3カ国においては、ボセオが標準的な使い方である。"Vos"は伝統的なカスティリャのスペイン語では敬称として用いられ、二人称複数形("vosotros")の動詞の活用形と共に使用された。しかし、現在は親称ないしは蔑称として用いられる。ボセオの起源については、アンダルシア方言や、ガリシア語(アルゼンチン、パタゴニア地方のリオ・ガジェーゴスガリシア系移民が多い)など、諸説がある。

文法

動詞の活用は中世スペイン語における二人称複数形を原型とし、一部時制(直説法現在活用)においてtúとは異なる活用形を用いるのが普通である。つまり、活用語尾が-ades、-edes、-idesとなる形式で、母音間の有声破裂音dが消失したため、たとえば-ar動詞ではつづり字はtúに対する形式と同じになるが、アクセントはもともと活用語尾にあったため、dが消失したのちもアクセントは活用語尾に落ちる。

amar(愛する)の活用

(直説法現在)
amas
Vos amás
Vosotros amáis

上記の例はアルゼンチンの標準的な文法によるもの。Vosの活用形は地域によって異なり、ベネズエラでは"vos amáis"のようにvosotrosと同じ形を用いる。また、"vos amas"のようにtúと同じ活用形を用いる地域もある。

チリでは、「動詞ボセオ」という現象が見られる。つまりtúとvosの両方とも使われている(一般的にはtú)が、それに続く動詞はvosの活用形となっている。例えば、前述のamarの活用形はチリでtú amái(s)の方が一般的である。

用法

アルゼンチンで二人称単数はvosとusted(敬称)の二つが用いられる。 その他の地域ではtú, vos, ustedの3種類が用いられることも少なくなく、この場合、vosはtúよりも砕けた表現として、ごく親しい人に限って、または蔑称として用いられる。ボセオの地域のひとつであるコスタリカでは(親しい人に対しても)ほとんどの場合ustedを使い、túもほとんど使わない上、vosの使用頻度もアルゼンチンよりはるかに限定的で、個人差によりvosを使ったり使わなかったりする。

ラテンアメリカでは二人称複数は親称・敬称の区別無くustedesを使い、vosotrosはボセオの有無にかかわらず全域でほとんど用いられない。

他言語での類例

過去、敬称として用いられたが、現在では親称ないしは蔑称に変化した二人称代名詞として、日本語には「貴様」が存在する。

関連項目


ボセオ

出典:『Wiktionary』 (2017/07/17 14:07 UTC 版)

語源

名詞

ボセオ

  1. スペイン語において二人称単数代名詞に「tú」の代わりにvos」を用いること。


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