ボレスワフ・シャベルスキ
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ボレスワフ・シャベルスキ(Bolesław Szabelski, 1896年12月3日 – 1979年8月27日 カトヴィツェ)はポーランドの作曲家・音楽教師。
ワルシャワでカロル・シマノフスキに師事し、1929年から1939年までカトヴィツェ音楽大学でオルガンと作曲を指導する[1]。1950年代初頭に「新ポーランド楽派」に対して著しい影響力を持ち、ヘンリク・グレツキやズジスワフ・ショスタクらを輩出した。生涯を通じて、初期の新古典主義から後期の音列技法へと作風の変遷を見せた [2]。5つの交響曲に加えて、ピアノ曲やオルガン曲、合唱曲を遺している。作品はきわめて様式化されており、「特別な個性は見られないが良く書けた職人的な作品である」[3]と評されている。
完成年 | 作品名 | 編成 |
---|---|---|
1938年 | トッカータ | 管弦楽 |
1946年 | シンフォニエッタ | 管弦楽と打楽器 |
1951年 | 交響曲第3番 | 管弦楽 |
1957年 | 交響曲第4番 | 管弦楽 |
1962年 | 「9つの」箴言(「アフォリズム9」) | 室内楽 |
1964年 | 管弦楽のための協奏曲 | 管弦楽 |
1968年 | 交響曲第5番 | 合唱、オルガン、管弦楽 |
1976年 | 交響詩「ニコラウス・コペルニクス」 | ソプラノ独唱、合唱、管弦楽 |
1976年 | カンタータ「Reduta 56」 | 合唱と管弦楽 |
註
- ^ Thomas, Adrian. "Gorecki (Oxford Studies of Composers)", Clarendon Press, 24 April 1997. ISBN 0-1981-6394-0
- ^ Steinberg, Michael. "The Symphony: A Listener's Guide". New York: Oxford University Press, 1998 p. 172
- ^ Henahan, Donal. "CONCERT: WARSAW ORCHESTRA". New York Times, November 17, 1983. Retrieved on 21 January, 2007.
外部リンク
- 20世紀西洋人名事典『ボレスワフシャベルスキ』 - コトバンク
- Brief overview
固有名詞の分類
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