ベリル・ブッカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/20 13:39 UTC 版)
ベリル・ブッカー Slam Stewart |
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生誕 | 1922年6月7日 |
出身地 | ![]() |
死没 | 1978年9月30日(56歳没) |
ジャンル | スウィング・ジャズ、ポスト・バップ、クール・ジャズ |
職業 | ミュージシャン |
担当楽器 | ピアノ |
共同作業者 | スラム・スチュワート |
ベリル・ブッカー(Slam Stewart、1922年6月7日 - 1978年9月30日)は、アメリカのスウィング・ピアニスト。フィラデルフィア生まれ。
略歴
ブッカーは1946年にスラム・スチュワートのトリオで演奏し、1951年まで断続的に共演した。また、一時期ダイナ・ワシントンの伴奏者も務めた。1951年には、新たに結成されたオースティン・パウエル・クインテット(元キャッツ・アンド・ザ・フィドルのメンバー、ドリス・ナイトン、ジョニー・デイヴィス、スタンリー・ゲインズ、そしてドッティ・スミス)に参加。このクインテットは解散前にデッカからシングル「All This Can't Be True」を1枚録音した[1]。
自身のコンボ結成
1952年初頭、ブッカーはドン・エリオット、チャック・ウェイン、クライド・ロンバルディ、コニー・ケイを擁するクインテットを率いてバードランドで演奏した。マイルス・デイヴィスがグループに参加した録音が保存されている[2]。1953年、彼女はボニー・ウェッツェルとエレイン・レイトン(1926年-1912年)と共に自身のトリオを結成した[3][4]。このグループは1954年、ビリー・ホリデイをフィーチャーした「ジャズ・クラブUSA」というショーの一環としてヨーロッパ・ツアーを行った[2]。1959年にダイナ・ワシントンと再び共演した後、彼女はすっかり忘れ去られていった。
晩年の活動
1970年代も、彼女は小規模なグループでの演奏とレコーディングを続けた[5]。1970年代にブッカーと知り合いだったフィラデルフィアの作家、トム・ニッケルズは、ブロード・ストリートにあるフィラデルフィアのウォーク・オブ・フェイムに彼女を何度も推薦した。ブッカーをウォーク・オブ・フェイムに推薦するプロジェクトは現在も進行中である。
ディスコグラフィ
リーダー・アルバム
- 『ア・ガール・メット・ア・ピアノ』 - A Girl Met a Piano (1952年、EmArcy)
- 『ラウンド・ミッドナイト』 - 'Round Midnight (1953年、Storyville) ※With テディ・キング
- 『ベリル・ブッカー・トリオ』 - Beryl Booker Trio (1954年、Discovery)
- Don Byas with Beryl Booker (1954年、Discovery)
- The Beryl Booker Trio (1954年、Cadence)
脚注
- ^ Warner, Jay. American Singing Groups: A History From 1940 To Today. Hal Leonard Corporation, 2006; ISBN 0634099787, 9780634099, p. 17
- ^ a b Schenker, Anatol. Chronological Classics: 1946-1952. Liner Notes
- ^ Dahl, Linda (born 1949) (1989). Stormy Weather: The Music and Lives of a Century of Jazzwomen. pp. 76, 92 LCCN 83-19456, LCCN 89-12352; ISBN 0-8791-0128-8, 978-0-8791-0128-2; OCLC 19888394 (全ての版).
- ^ "New Jersey, U.S., Death Index, 1848–1878, 1901–2017" (Elaine Leighton → Date of birth: 22 May 1926 → Place of birth: New York City → Date of death: 13 May 2012 → Place of death: New Jersey). Lehi, Utah. (2016)
- ^ Dahl, Linda. Stormy Weather: The Music and Lives of a Century of Jazzwomen. London 1984; ISBN 0-7043-2477-6, p. 76.
外部リンク
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