プリズムプロジェクトとマイカプロジェクト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/28 18:46 UTC 版)
「デヴィッド・カトラー」の記事における「プリズムプロジェクトとマイカプロジェクト」の解説
DECは1986年にRISCの開発に着手し、当時DECのシアトル工場に勤務していたカトラーは、RISCマシン開発プロジェクトであるプリズム (Prism) の指揮者に選出された。オペレーティングシステム(コードネーム・マイカ (Mica))は次世代の設計コンセプトの実現であり、UNIXとVMSの互換レイヤを持つ予定であった。RISCマシンはエミッタ結合論理 (ECL) テクノロジを基礎としており、当時DECが着手していた3つのECLプロジェクトのうちの1つであった。プロジェクト間で競争原理を働かせるために複数のECLプロジェクトに資金を投入していた関係で、MIPSのプロセッサとUltrixを採用することが最終的に支持されDECstationとして製品化された。プリズムは1988年に中止となった。3つのECLプロジェクトについてはVAX9000だけが商品化された。
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