ブロンド・レッドヘッドとは? わかりやすく解説

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ブロンド・レッドヘッド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/11 13:38 UTC 版)

ブロンド・レッドヘッド
Blonde Redhead
基本情報
出身地 アメリカ合衆国 ニューヨーク
ジャンル オルタナティヴ・ロック
インディー・ロック
ドリーム・ポップ
シューゲイザー
サイケデリック・ロック
エクスペリメンタル・ロック
ノイズロック(初期)
活動期間 1993年 -
レーベル スメルズ・ライク
タッチ&ゴー
4AD
コバルト・ミュージック
共同作業者 フガジ
ソニック・ユース
イーノン
公式サイト blonde-redhead.com
メンバー カズ・マキノ
アメデオ・パーチェ
シモーネ・パーチェ
旧メンバー マキ・タカハシ
トーコ・ヤスダ

ブロンド・レッドヘッド: Blonde Redhead)は、アメリカ合衆国ニューヨークを拠点に活動するロックバンドで、日本人女性カズ・マキノとイタリア生まれの双子のパーチェ兄弟(アメデオとシモーネ)からなる3人組である。

バンド名はニューヨークのノー・ウェイヴ・バンド、DNAの同名の曲に由来する。

概要

1993年結成。当初は4人組で活動。1995年ソニック・ユースのドラマー、スティーヴ・シェリーのレーベル、スメルズ・ライク・レコード (Smells Like Records) から2枚のアルバムを相次いでリリースする(シェリーはデビュー・アルバムのプロデュースも担当)。間もなく日本人ベーシストのマキ・タカハシが脱退し、代わって同じ日本人のトーコ・ヤスダが加入するが、彼女もまた程なくしてバンドを去り、以後3人組として活動を続けることとなる。

シカゴの名門インディー・レーベル、タッチ・アンド・ゴー・レコード (Touch and Go Records) に移籍し、1997年から2000年にかけて同レーベルから3枚のアルバムをリリース。2004年には4ADに移籍し、6thアルバム『ミザリー・イズ・ア・バタフライ』をリリース。4thアルバム『イン・アン・エクスプレッション・オブ・ジ・インエクスプレッシブル』から6thアルバムまではフガジのギー・ピチョットがプロデュースを担当した。インディー・ロック・シーンにおいて着実にファンを増やしていき、2007年にリリースされた7thアルバム『23』は最初の週に11,000枚を売り上げてThe Billboard 200で初登場63位を記録している[1]。また、同アルバムのタイトルトラックは日本で「クリスタル・ガイザー2008年キャンペーン・ソング」に起用された[2]

メンバー

現メンバー

  • カズ・マキノ (Kazu Makino) - ギター、ボーカル他
  • アメデオ・パーチェ (Amedeo Pace) - ギター、ボーカル他
  • シモーネ・パーチェ (Simone Pace) - ドラムス他

旧メンバー

  • マキ・タカハシ (Maki Takahashi) - ベース
  • トーコ・ヤスダ (Toko Yasuda) - ベース ※現在はイーノンで活動。
  • タダ・ヒラノ (Tada Hirano) - ベース ※現在はChin Chin等で活動。

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 『ブロンド・レッドヘッド』 - Blonde Redhead (1995年、Smells Like)
  • 『ラ・ミア・ヴィタ・ヴィオレンタ』 - La Mia Vita Violenta (1995年、Smells Like)
  • 『フェイク・キャン・ビー・ジャスト・アズ・グッド』 - Fake Can Be Just as Good (1997年、タッチ&ゴー)
  • 『イン・アン・エクスプレッション・オブ・ジ・インエクスプレッシブル』 - In an Expression of the Inexpressible (1998年、Touch and Go)
  • 『メロディー・オブ・サーテン・ダメージド・レモンズ』 - Melody of Certain Damaged Lemons (2000年、Touch and Go)
  • 『ミザリー・イズ・ア・バタフライ』 - Misery Is a Butterfly (2004年、4AD) ※全米180位
  • 『23』 - 23 (2007年、4AD) ※全米63位
  • 『ペニー・スパークル』 - Penny Sparkle (2010年、4AD) ※全米79位
  • 『バラガン』 - Barragán (2014年、Kobalt)
  • 『シット・ダウン・フォー・ディナー』 - Sit Down for Dinner (2023年、section1)

EP

  • Mélodie Citronique (2000年、Touch and Go)
  • The Secret Society of Butterflies (2005年、4AD/Beggars Banquet)
  • 3 O'Clock (2017年、Kobalt/Ponderosa/Asa Wa Kuru)

コンピレーション&リミックス・アルバム

  • Freedom of Expression on Barragán (2016年、Asa Wa Kuru)
  • 『マスキュリン・フェミニン』 - Masculin Féminin (2016年、Numero)

シングル

  • "Amescream / Big Song" (1993年)
  • "Vague / Jet Star" (1994年)
  • "10 Feet High / Valentine" (1995年)
  • "Flying Douglas / Harmony" (1995年)
  • "Symphony of Treble / Kasuality" (1997年)
  • "Limited Conversation / Slogan" (1998年)
  • "Elephant Woman" (2004年)
  • "Equus" (2004年)
  • "23" (2007年)
  • "Silently" (2007年)
  • "Here Sometimes" (2010年)
  • "No More Honey" (2014年)
  • "Dripping" (2014年)

脚注

出典

  1. ^ Hasty, Katie (2007年4月18日). “'NOW' Remains No. 1 As Bright Eyes Debuts High”. www.billboard.com. 2007年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月11日閲覧。
  2. ^ クリスタル・ガイザー2008年キャンペーン・ソング」に『23』が決定!着うたも配信中!”. ワーナーミュージック・ジャパン (2008年5月8日). 2008年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月11日閲覧。

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