ブルーフとは? わかりやすく解説

ブルーフ【Bluff】

読み方:ぶるーふ

ブラフ


ブラフ (ニュージーランド)

(ブルーフ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/24 09:56 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ブラフ

ブラフ英語: Bluff[1]ニュージーランド南島の南海岸、サウスランド地区にある港町である。人口は1797人(2018年人口統計)

この町はニュージーランドで最も南にある町である。なお、さらに南にはスロープ・ポイント(Slope Point)があるものの、会話において国の最南端について触れる際には通常はこの町のことが引き合いに出される(例えば「レインガ岬英語版からブラフまで」という言葉がある。なお、レインガ岬は国の北端である)。

概要

地勢

ブラフの町はブラフ港の西側とアワルア湾が形作る半島の先端にある。港は町が面している狭い水道(海峡)の入口に位置している。水道の向こう側にはニュージーランド唯一のアルミニウム精錬所・積出港のあるティワイ・ポイント(Tiwai Point)がある。

ブラフには死火山であるブラフ丘がそびえたっており、ブラフの町を強い西風から遮っている。この丘までの原生林を通り海岸沿いを歩く世界的な散歩道がある。この丘は、初期の捕鯨船団に Old Man's Bluff もしくは Old Man Bluff という名で知られており、この町はこの丘から名づけられた。

交通

ブラフはステートハイウェイ(高速国道)1号線でインバーカーギルの街から30kmほど南に進んだところにある。ステートハイウェイ1号線は、この町の南1kmのところにあるスターリング・ポイント(Stirling Point)で終点となっている。このスターリング・ポイントには、世界の主要な都市や観光地及び赤道・南極点までの距離・方角を指し示した標識が立っている。

また、メイン・サウスライン(Main South Line)のインバーカーギルの駅から分岐するブラフ支線の終点でもある。ブラフ支線はニュージーランドで最も早く開業した鉄道路線で、1867年2月5日に開業している。

ブラフ港にはフォーボー海峡で60km南に隔てられたスチュアート島ハーフムーン・ベイへの双胴船フェリーが発着している。この港はまた、ニュージーランドの船による南極への玄関口でもある。

その他

この町にはかつて著名な場所として、Fred Flutey と Myrtle Flutey の夫妻(現在は共に故人)による、パウアハウス (Paua House) があった。パウアハウスは普通のバンガローの外壁にまんべんなくパウア貝(ヘリトリアワビ)を貼り付けたものである。この室内にもまたまんべんなくパウア貝による装飾が施されており、また(しばしばキッチュな)パウア貝が飾られた装飾、家具、小物が大量に集められ、この家は博物館となっていた。しかしこの家は2007年3月に売却され、クライストチャーチに移築のうえ展示されている。

ブラフ港はフォーボー海峡でカキ漁をする漁船の母港でもある。ブラフのカキはジューシーかつ風味高いことで有名で、また全国的に美味として知られている。不幸にもカキの生産量は、寄生虫である Bonamia exitiosaアセトスポラ) がカキの養殖場で蔓延したため、1990年代後半より著しく減少している。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 『小学館 世界大地図』2009年、62頁。978-4-09-526066-2

参考文献

  • Reed, A. W. (2002). The Reed Dictionary of New Zealand Place Names. Auckland: Reed Books. 0-7900-0761-4.

外部リンク

  • この記事は、w:Bluff, New Zealandの22:57, 6 May 2007の版を翻訳して作成されました。

「ブルーフ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ブルーフ」の関連用語

ブルーフのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ブルーフのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのブラフ (ニュージーランド) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS