ブルータル・トゥルースとは? わかりやすく解説

ブルータル・トゥルース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/23 18:23 UTC 版)

ブルータル・トゥルース
Brutal Truth
ブルータル・トゥルース(2008年)
基本情報
出身地 アメリカ合衆国 ニューヨーク州モンロー郡ロチェスター
ジャンル グラインドコア[1][2]デスメタル[1][2]ヘヴィメタル[2]
活動期間 1990年 - 1998年
2006年 - 2014年
レーベル イヤーエイクリラプスシーズン・オブ・ミストトイズファクトリー
公式サイト Brutaltruth.bandcamp.com
旧メンバー ケヴィン・シャープ(ボーカル
ダン・リルカ(ベース
リッチ・ホーク(ドラム
ダン・オヘア(ギター
スコット・ルイス(ドラム)
ブレント・マッカーシー(ギター)
ジョディ・ロバーツ(ギター)
エリック・バーク(ギター)

ブルータル・トゥルースBrutal Truth)は、アメリカニューヨーク州で結成されたグラインドコアバンドである。元々はダン・リルカ (ベース) がニュークリア・アソルト在籍中の1990年にサイド・プロジェクトとして始めたものであったがブルータル・トゥルースの活動に夢中になり、ニュークリア・アソルトを辞めブルータル・トゥルースに本格的に専念するようになる。最初のアルバム2枚はイヤーエイク・レコードよりリリースされたが、以降はリラプス・レコードやその他のアンダーグラウンドのレーベルからレコードを出している。

音楽性は基本的に、スピードを重視したテクニカルなグラインドコアだが、セカンド・アルバム『ニード・トゥ・コントロール』では、ドゥーム/スラッジ的なアプローチをとったスロウナンバーもある。また、ファースト・アルバムではギターリフをはじめ、デスメタルに近い音楽性だったが、以降の音源ではデスメタル的な面は影を潜めるようになる。『キル・トレンド・スーサイド』以降はロウでローファイなサウンド・プロダクションになっている。

バンドは1998年に解散したものの、2006年にアイヘイトゴッドのトリビュート・アルバムに参加するため、解散時のメンバーで再結成された。なお、「Collateral Damage」のビデオは、世界最短のミュージックビデオとして、2001年のギネスブックに登録されている。

2007年4月に再結成ツアーのため、9年ぶりの来日を果たした。

2014年1月、同年10月頃まで活動したのち解散することを発表した[3]

メンバー

最終ラインナップ

  • ケヴィン・シャープ (Kevin Sharp) - ボーカル (1990年-1998年、2006年-2014年)
    ジョン・ゾーンのプロジェクトネイキッド・シティでの活動や、ナパーム・デスメルヴィンズのメンバーとのハードコア・プロジェクトヴェノモス・コンセプトなどで活動。またS.O.BのTOTTSUAN自殺後の追悼ライブでボーカルを務めた。
  • ダン・リルカ (Danny Lilker) - ベース (1990年-1998年、2006年-2014年)
    アンスラックスニュークリア・アソルトの他、S.O.D.、イグジット-13、ヘムロック、Crucifist等数多くのバンド/プロジェクトで活動。
  • リッチ・ホーク (Rich Hoak) - ドラム (1992年-1998年、2006年-2014年)
    イクジット-13、トータル・ファッキング・デストラクションで活動。
  • ダン・オヘア (Dan O'Hare) - ギター (2013年-2014年)

旧メンバー

  • スコット・ルイス (Scott Lewis) - ドラム (1990年-1992年)
    元Winter、イクジット-13、マルフォームド・アースボーンにも参加。
  • ブレント・マッカーシー (Brent McCarty) - ギター (1990年-1998年、2006年)
    ニュークリア・アソルトのヴォーカリスト、ジョン・コネリーのサイド・プロジェクト (ジョン・コネリー・セオリー) に以前参加していた。
  • ジョディ・ロバーツ (Jody Roberts) - ギター (2006年-2007年)
  • エリック・バーク (Erik Burke) - ギター (2007年-2013年)
    ニュークリア・アソルトでもゲスト参加していた。

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 『エクストリーム・コンディションズ・デマンド・エクストリーム・レスポンシーズ』 - Extreme Conditions Demand Extreme Responses (1992年、Earache) ※旧邦題『激昂たれ!』
  • 『ニード・トゥ・コントロール』 - Need to Control (1994年、Earache)
  • 『キル・トレンド・スーサイド』 - Kill Trend Suicide (1996年、Relapse)
  • 『サウンズ・オヴ・ジ・アニマル・キングダム』 - Sounds of the Animal Kingdom (1997年、Relapse)
  • 『エヴォリューション・スルー・レヴォリューション』 - Evolution Through Revolution (2009年、Relapse)
  • 『エンド・タイム』 - End Time (2011年、Relapse)

ライブ・アルバム

  • Goodbye Cruel World (1999年、Relapse)
  • 『フォー・ドラッグ・クレイズド・グラインドフリークス・オンリー』 - For Drug Crazed Grindfreaks Only! Live at Noctum Studios + 1 (2008年、Relapse)[4]

EP

  • The Birth of Ignorance (1990年) ※デモ
  • Ill Neglect (1992年、Earache)
  • Perpetual Conversion (1993年、Earache)
  • Godplayer (1994年、Earache)
  • Machine Parts +4 (1996年、Relapse)
  • Split 7-inches 7-inch release with the songs from the split with Converge on one side and the songs from the split with Violent Society on the other side (2008年、Relapse)[5]

脚注

  1. ^ a b Brutal Truth reviews, music, news - sputnikmusic・2015年9月6日閲覧。
  2. ^ a b c Brutal Truth|Biography”. オールミュージック. All Media Guide. 2015年9月6日閲覧。
  3. ^ http://exclaim.ca/News/brutal_truth_to_call_it_quits_as_dan_lilker_announces_retirement 2014年1月19日閲覧。
  4. ^ BRUTAL TRUTH: Another New Song Posted Online”. Blabbermouth.net (2009年3月13日). 2025年1月23日閲覧。
  5. ^ Brutal Truth – Split 7"s – Vinyl 7" – Extreme music CDS, DVDS, Vinyl, T-Shirts, and paraphernalia at Relapse Records / Release Entertainment”. 2008年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月23日閲覧。

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