ブリッゲンとは? わかりやすく解説

ブリッゲン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/08/24 16:24 UTC 版)

世界遺産 ブリッゲン
(ノルウェー)
英名 Bryggen
仏名 Quartier de ≪ Bryggen ≫ dans la ville de Bergen
登録区分 文化遺産
登録基準 (3)
登録年 1979年
公式サイト 世界遺産センター(英語)
地図
ブリッゲンの位置
使用方法・表示

ブリッゲン(Bryggen)とは、ノルウェー王国ベルゲン旧市街の倉庫群。ブリッゲン(日本語ではブリュッゲンとも表記)はノルウェー語で埠頭という意味で、ハンザ同盟時代ドイツ人街だった地区に、カラフルで奥行の深い木造倉庫がならんでいる[1]。建物は伝統的な技法で修復されており、現在も商店やレストラン、ミュージアムとして使用されている。1979年に世界遺産として登録された[2]。

ブリッゲンを擁するベルゲン市は1070年の創設。1360年にはハンザ同盟のオフィスがおかれた。町は重要なトレードセンターとして開発され、ドックが整備された。ドックを管理する建物は各地からの職員、とりわけドイツ人をうけいれた。倉庫は物資、とくに北方ノルウェーからの魚とヨーロッパからの穀物で満たされた。ベルゲンはいくたびもの火災にみまわれ、ドック脇の倉庫や管理のための建物などは焼け落ちたが、いくつかの貯蔵庫の石材は15世紀にまでさかのぼることができる。

世界遺産

英語登録名の訳は「ブリッゲン」、フランス語登録名の訳は「ベルゲン市内の『ブリッゲン』地区」である。

登録基準

この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。


登録基準に基づく評価内容は以下の通り。[3]

  • (3) ブリッゲンには、14世紀にさかのぼるハンザ商人地区の社会組織の痕跡が残されており、地区内の空間がどのように利用されていたかを具体的に示している。これは北方における「フォンダコ」、すなわち外国商人の宿泊・交易・倉庫機能を兼ね備えた商館地区の一類型であり、世界的にも比類のないものである。その建築構造は現在も都市景観の中に残され、北ヨーロッパ最古級の大規模交易港の記憶を今日まで伝えている。

脚注

  1. ↑ 建設コンサルタンツ協会『Consultant』編集部『土木遺産 世紀を越えて生きる叡智の結晶 5 ヨーロッパ編 2 オリエント編』ダイヤモンド社、2016年、86頁。ISBN 978-4-478-10144-5。
  2. ↑ “ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説”. コトバンク. 2018年5月12日閲覧。
  3. ↑ “Bryggen - UNESCO World Heritage Centre”. UNESCO. 2025年3月23日閲覧。

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