フロルフェニコール
分子式: | C12H14Cl2FNO4S |
その他の名称: | フロルフェニコール、Sch-25298、Florfenicol、2,2-Dichloro-N-[(1S,2R)-1-(fluoromethyl)-2-hydroxy-2-[4-(methylsulfonyl)phenyl]ethyl]acetamide、Florphenicol |
体系名: | (1R,2S)-1-(4-メチルスルホニルフェニル)-2-[(2,2-ジクロロアセチル)アミノ]-3-フルオロ-1-プロパノール、2,2-ジクロロ-N-[(αS,βR)-α-(フルオロメチル)-β-ヒドロキシ-4-(メチルスルホニル)フェネチル]アセトアミド、2,2-ジクロロ-N-[(1S,2R)-1-(フルオロメチル)-2-ヒドロキシ-2-[4-(メチルスルホニル)フェニル]エチル]アセトアミド |
フロルフェニコール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 00:37 UTC 版)
フロルフェニコール(英: florfenicol)とはチアンフェニコール系合成抗菌薬の一つ[1]。細菌の70Sリボソームの50Sユニットに結合し、ペプチド転移酵素を阻害することによってタンパク質合成を阻害する。広い抗菌スペクトルを持ち、構造及び作用はクロラムフェニコールと類似している。脂溶性が高いため、組織移行性が良好である。動物用医薬品としてウシの細菌性肺炎、ブタの胸膜肺炎、ニワトリの大腸菌症やすずき目魚類の類結節症などに対して使用される。ヒトでの使用はない。
- ^ Syriopoulou VP, Harding AL, Goldmann DA, Smith AL (February 1981). “In vitro antibacterial activity of fluorinated analogs of chloramphenicol and thiamphenicol.”. Antimicrob Agents Chemother. 19 (2): 294–7. PMC 181412. PMID 6957162 .
- ^ Robinson, N.E.; Sprayberry, K.A. (2009). Current therapy in equine medicine. Saunders Elesevier. p. 13. ISBN 978-1-4160-5475-7 2011年3月21日閲覧。
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