フォード_F-350_ハイリフトとは? わかりやすく解説

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フォード F-350 ハイリフト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/29 15:43 UTC 版)

フォードF-350 4×4ハイリフトは、田宮模型(現・タミヤ)より発売中の1/10スケールの電動ラジコンデュアルパーパス・モデル。発売は2006年米国フォードのフルサイズピックアップモデルである「F-350 スーパーデューティ4WDシングルキャブ」に車高を上げる「リフトアップ」と呼ばれる改造を施した仕様をモデル化している。キット価格は45000円。

  • 1992年に登場したハイラックス4×4ハイリフト・マウンテンライダーが消滅して以来、田宮模型にはこのモデルのようなリアリティ志向のオフロードモデルが存在しなかった。そのような中にあって「フォードF-350 4×4ハイリフト」は実に10数年ぶりの後継車種としての登場であった。
  • 駆動系はハイラックス系とは一部異なり、モーターの位置が変速機の上部になっているが、それでも実車同様に変速機、センタートランスファーを介して前後アクスルへ分配する駆動方式となっている。また過負荷から駆動系を保護する「スリッパークラッチ」を標準装備している。
  • 当時のトヨタ ハイラックス4×4と比較するとABS樹脂を多用した構成で、防水構造のメカボックスなどは廃止されているが、「ハイラックス4×4」の5000g級から3100gへと大幅な軽量化を実現している。
  • 付属のリンケージロッドを追加することにより簡単に4WS(四輪操舵)に出来るほか、前後アクスルのディファレンシャル・ギアはスクリューピンにより、アクスル周辺を分解せずとも6角レンチ1本でデフロックが可能である。

メカニズム

  • シャシ:スチール製サイドレール/ABS樹脂製クロスメンバー複合ラダーフレーム構造
  • フロントサスペンション:ライブアクスル、半楕円リーフ・スプリング、フリクションダンパー搭載
  • リヤサスペンション:ライブアクスル、半楕円リーフ・スプリング、フリクションダンパー搭載
  • フロントタイヤ/ホイール:中空ラバー、ブロックパターン/1ピース一体成形ホイール
  • リアタイヤ/ホイール:中空ラバー、ブロックパターン/1ピース一体成形ホイール
  • 駆動方式:フルタイム、シャフト駆動4WD
  • 変速装置:常時噛合3段変速、セレクタースリーブ式
  • モーター:付属マブチ製またはジョンソンの540タイプモーターを変速機上部に搭載
  • デファレンシャルギア:前後とも3ベベルタイプ、デフロック選択式
  • 搭載バッテリー(別売り):田宮の7.2Vレーシングパックを横置きで積載
  • ボディ:強化樹脂製セミモノコック構造
  • 乾燥重量(コントロール装置、バッテリー除外時):約2850g
  • アンテナ:ポリ製パイプ1本
  • 販売価格:45000円

関連情報

変速機一式がシャーシをかなり分解しないと取り外せないなど、主要駆動系のメンテナンス性に難があり、独自加工で変速機のケース周辺にオイルフィラー(注油孔)を設けているユーザーも存在する。



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