フェリックス・クリーザーとは? わかりやすく解説

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フェリックス・クリーザー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 02:48 UTC 版)

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フェリックス・クリーザー
フェリックス・クリーザー(2020年)
基本情報
生誕 (1991-01-03) 1991年1月3日(30歳)
ドイツゲッティンゲン
学歴 ハノーファー音楽大学
ジャンル クラシック音楽
担当楽器 ホルン
活動期間 2013年 -
レーベル ベルリン・クラシックス
公式サイト http://felixklieser.de/
フェリックス・クリーザー(2017年)

フェリックス・クリーザー: Felix Klieser1991年1月3日 - )は、ドイツ出身のホルン奏者。

人物

1991年ドイツゲッティンゲンに生まれる。生まれつき両腕を持っていなかった[1]

5歳の時にホルンを習い始める。左足の親指から中指の3本でバルブを操作して演奏する[1]。当初は楽器を床に置いて演奏していたが、6歳の頃からはスタンドに楽器を取り付けて演奏するようになった。通常、バルブホルン奏者は右手をベルの中に入れて音色を操作するが、手が使えないクリーザーは数年をかけて独自の奏法を生み出したのだという[2]

13歳の頃からハノーファー音楽大学でマルクス・マスクニッティらに師事。2014年にはエコー賞のクラシック部門で受賞。2016年にはシュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭でレナード・バーンスタイン賞を受賞[3]

ディスコグラフィー

アルバム

  • Reveries』(2013年、ベルリン・クラシックス)
  • Horn Concertos』(2015年、ベルリン・クラシックス)
  • Horn Torios』(2017年、ベルリン・クラシックス)
  • Mozart: Horn Concertos 1-4』(2019年、ベルリン・クラシックス)
  • Beyond Words』(2021年、ベルリン・クラシックス)

著書

  • 『僕はホルンを足で吹く~両腕のないホルン奏者 フェリックス・クリーザー自伝~』(2017年、セリーヌ・ラウアー、植松なつみ訳、ISBN 978-4-636-94530-0

脚注

  1. ^ a b ハンディを乗り越えたドイツのホルン奏者が初来日” (日本語). ぶらあぼONLINE | クラシック音楽情報ポータル. 2021年11月21日閲覧。
  2. ^ 植松なつみ. “両腕のない世界的ホルン奏者の願いは「普通と見られたい」” (日本語). ニューズウィーク日本版. 2021年11月21日閲覧。
  3. ^ 聴覚と視覚の両方から元気を与えてくれる奇跡のホルン奏者 フェリックス・クリーザー” (日本語). Yahoo!ニュース. 2021年11月21日閲覧。

外部リンク




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