テナードラムとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > テナードラムの意味・解説 

テナードラム

(フィールド・ドラム から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/01/06 11:16 UTC 版)

テナードラムテノールドラム(tenor drum)は、打楽器のひとつである。用途や状況によって、フィールドドラムとも呼ばれる。

概要

筒状の胴の両端に膜を張った両面太鼓であり、膜鳴楽器に分類される。多くは木胴で、基本的な構造はスネアドラムと同じであるが、スネアドラムよりもやや大きい。スティックまたはマレットを使用する。

スナッピーが付いていないことが多いが、野外での行進に使用するために深胴の小太鼓としてスナッピーが使われる場合もある。

楽譜にテナードラムやフィールドドラムとある場合、明確な指定がなければ、スティック、マレットのいずれを使用するかや、スナッピーが備わった楽器を使用するか、ない楽器を使用するかは、作曲者、作曲された時代・地域、音楽のジャンル・曲調など、さまざまな要素を考慮して選択する。

マルチテナードラム

マーチングバンドで使用されるマルチテナードラム

マーチングバンドにおいて、3ないし6台のテナードラムをセットにし、キャリングホルダーで担いで1人の奏者で演奏できるようにした楽器がある。これはマルチテナードラム(multi tenor drums)、マルチトム(multi toms)、ティンプトム(timp toms)のように呼ばれる。また、太鼓の台数によってトリオ(3台)、クォード(4台)、クィント(5台)などとも呼ばれる。


参考文献




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「テナードラム」の関連用語

テナードラムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



テナードラムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのテナードラム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS