ピアノ三重奏曲第2番 (メンデルスゾーン)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ピアノ三重奏曲第2番 (メンデルスゾーン)の意味・解説 

ピアノ三重奏曲第2番 (メンデルスゾーン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 15:44 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
音楽・音声外部リンク
全曲を試聴する
Van Baerle Trio - Mendelssohn Piano Trio no. 2 in C minor Op. 66

ピアノ三重奏曲第2番 ハ短調 作品66 は、フェリックス・メンデルスゾーンが作曲した2番目のピアノ三重奏曲ヴァイオリニストであり作曲家ルイ・シュポーアに献呈された。

概要

メンデルスゾーンの室内楽曲は最も多く書かれた弦楽四重奏曲を筆頭に、モーツァルトよりもベートーヴェン的な作風が目立っていることが窺える。

第2番はシューマンによって「ベートーヴェン以来、もっとも偉大なピアノ三重奏曲」と評価された第1番の6年後、最晩年の1845年頃にライプツィヒで完成されたと推測されている(詳しい作曲場所は不明)。

構成

4楽章の構成で、演奏時間は約31分。

  • 第1楽章 アレグロ・エネルジコ・エ・コン・フォーコ
    ハ短調、4分の4拍子、ソナタ形式
    暗い情念を秘めたような重々しい第1主題と、その思いをやや解放させた第2主題によって、エネルギッシュに展開されていく。
  • 第2楽章 アンダンテ・エスプレッシーヴォ
    変ホ長調、8分の9拍子、三部形式
    美しく情熱的な緩徐楽章。
  • 第3楽章 スケルツォ:モルト・アレグロ・クワジ・プレスト
    ト短調、4分の2拍子、三部形式。
    高度な演奏技巧を要求されるスケルツォ楽章。中間部はト長調
  • 第4楽章 アレグロ・アパッショナート
    ハ短調 - ハ長調、8分の6拍子、自由なソナタ形式。
    展開部はJ.S.バッハのコラール「汝の御座の前に」を用いて、クライマックスが築かれる。
    後にブラームスが20歳であった1853年に、この楽章を基にピアノ・ソナタ 第3番の第3楽章スケルツォが書かれた。

関連作品

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ピアノ三重奏曲第2番 (メンデルスゾーン)」の関連用語

ピアノ三重奏曲第2番 (メンデルスゾーン)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ピアノ三重奏曲第2番 (メンデルスゾーン)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのピアノ三重奏曲第2番 (メンデルスゾーン) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS