ピアノプロデューサー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/12/24 10:14 UTC 版)
ピアノプロデューサー(piano producer)は、主にピアノを使用する興行、レコーディング、プロモーションビデオ・雑誌の撮影使用において、ピアノの選定からマネージメントサイドとのブッキング、契約締結、最終的なピアノの使用におけるアーティストとのコミュニケーションなどを円滑に図り、一作品においてピアノに纏わるあらゆる業務を統括的に指揮する人間を指す。しかし、この語源自身は、あくまで本人が自称するのみであり、職業として明確な地位や立場を表すものではない。極一部のピアノ調律師が頻繁に使用しているが、その内容は非常に幅広い業務を指しており、何を持って「ピアノプロデューサー」と呼称するかには何の定義も無い。ただし、ピアノ調律師という言葉から印象を与えられる一般的なイメージとは業務内容がかけ離れており、業務の内容を分かり易く分類し、立場を明確化する意図も見受けられる。
特に海外アーティストの来日公演では、日本サイドのプロモーターやテレビ局が外注先である機材関連の業者に、直接的な契約締結を行なうのではなく、外注された業者側が来日アーティストの事務所やエージェントと直接契約を行なうケースも多々あり、それらの業務も含め、予算立てからピアノの特性、外観等が興行や撮影に相応しいか否かを最終決定する業務も含まれている。
参考文献
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