ピアノソナタ第8番 (シューベルト)とは? わかりやすく解説

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ピアノソナタ第8番 (シューベルト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/04 03:33 UTC 版)

ピアノソナタ第8番 嬰ヘ短調 D 571 は、フランツ・シューベルト1817年に作曲したピアノソナタ。マルティーノ・ティリモ校訂によるウィーン原典版では第9番とされる。

概要

作曲者の死後1888年ブライトコプフ・ウント・ヘルテルより出版された本作は、第1楽章の展開部途中までしか完成されていない未完作であり、現在ではほとんど顧みられることはない。

ソナタ形式の骨子である、律動的な第1主題・ゆるやかな第2主題、提示部と展開部との明瞭な対比という形式から外れた実験的な作品である。

曲の構成

ファーガソンの論考

ハワード・ファーガソンは「楽想のスケッチが多い作曲者であり、4楽章制のソナタとしての補充は十分可能」としている。ここではファーガソンの補筆に沿って第2楽章以下とされる楽想をとりあげる。

  • 第2楽章 アンダンテ(D 604)
    イ長調、8分の6拍子、ソナタ形式。
    平行調の嬰ヘ短調で開始し、原調との間で移ろう。
  • 第4楽章 アレグロ(D 570-1)
    嬰ヘ短調、4分の2拍子。
    両手の分散和音が主題。しかし未完成で展開部の途中までで終わっている。

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