ビィ・フォアード ワンダラーズFCとは? わかりやすく解説

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ビィ・フォアード ワンダラーズFC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 06:13 UTC 版)

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ビィ・フォアード ワンダラーズFC
原語表記 BE FORWARD WANDERERS FOOTBALL CLUB
愛称 The Nomads
クラブカラー    オレンジ
   
創設年 1962年
所属リーグ マラウイ・プレミアディビジョン英語版
所属ディビジョン 1部
ホームタウン ブランタイヤ
ホームスタジアム カムズ・スタジアム
収容人数 50,000
代表者 ギフト・ムカンダウィレ
監督 ヤシン・オスマン
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

ビィ・フォアード ワンダラーズFCは、マラウイブランタイヤを本拠地とする、マラウイ・プレミアディビジョン(TNMスーパーリーグ)に加盟するプロサッカークラブである。2014年まではマイティーワンダラーズFC(英語版)の名称で活動していたが、2015年シーズンよりチーム名をビィ・フォアード ワンダラーズFCに変更した。

概要

  • 設立は1962年で、旧称はLimbe Leaf, Telecom, MTL Wanderers、マイティーワンダラーズ(英語版)。過去にリーグ優勝6回(1990、1995、1996、1997、2006、2017)を数える。2015年に日本企業のビィ・フォアード(本社:東京都調布市 代表取締役:山川博功)がメインスポンサーとなったことで、実質的なマラウイ初の日系プロサッカーチームが誕生し、同時にチーム名をビィ・フォアード ワンダラーズFCへ変更した[1]
  • チームカラーは、元々は「青・白」であったが、2015年シーズンよりメインスポンサーになったビィ・フォアードのコーポレートカラーであった「黒・オレンジ」に変更した。
  • チーム名の「ワンダラーズ(Wanderers)」とは、いろいろな場所を放浪する人々のことをいう。
  • 2017年シーズンより、イタリアのマクロン社とテクニカルスポンサー契約を結び、マテリアルの供給を受ける[3]
  • 2017年12月16日、リーグ戦をあと1試合残しながら、11年ぶり6度目のリーグ優勝を決める。ビィ・フォアードがサポートをしてからは初のリーグ優勝となり、同時に日系企業のアフリカチームとして初のリーグ優勝となる。[4]

ユニフォーム

ユニフォームサプライ

  • 2017年 - 2018年: リーグ戦・カップ戦ともマクロン社(英語版
  • 2019年 - 現在: リーグ戦・カップ戦ともアンブロ社(アンブロ

ユニフォームスポンサー

掲出箇所 スポンサー名 表記 掲出年
tnm(e tnm 2015年 -
腹部 オートグランド AutoGrand Corporation 2018年 -
背中上部 シンクロジスティクス SYNC LOGISTICS 2017年 -
背中下部 ビィ・フォアード BE FORWARD 2015年 -
右袖 商船三井 MOL商船三井 2017年 -
左袖 大勝 DAISHO 2018年 -
パンツ 商船三井 MOL商船三井 2017年 -
パンツ ジャパンフォワーディングエージェンシー JFA.co.jp 2018年 -
パンツ 京浜港運 KEIHIN KOUN 2018年 -

所属メンバー

2016年シーズン

2016年7月18日現在)

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK リチャード・チプワ
16 GK ピーター・ムンタリ
31 GK エトガ・ノア・ハムザ
2 DF ボンガニ・カイパ
4 DF テッド・スマニ
6 DF コンドゥワニ・ルフェヨ
7 DF フランシス・ムリンビカ ()
12 DF スタンレイ・サヌディ
21 DF スチュワート・ジェラルド
24 DF ボストン・カバンゴ
27 DF フォスター・ナムウェラ
35 DF ピーター・ムセレマ
3 MF マイク・カジプタ
5 MF アルフレッド・マンヨゾ
8 MF イブラハム・サディック
11 MF パトリック・グンデ
No. Pos. 選手名
14 MF ジャブラニ・リンジェ
17 MF アイザック・カリアティ
18 MF マルンボ・ゴンドゥエ
19 MF ラフィック・ムッサ
20 MF ラフィック・ナムウェラ
25 MF フィリクス・ズル
26 MF ジャファリ・チャンデ
30 MF アーネスト・タンベ
9 FW ピーター・ワダブワ
10 FW ルカ・ミランジィ → ジョゼフ・カムウェンド(英語版)
13 FW イシマエル・ティンドゥワ
15 FW 中村元樹
16 FW アモス・ベロ
22 FW クンボ・ンガンビ
28 FW ジミー・ザカ・ザカ
32 FW オゾチョクウ・イブカ・ファビアン
監督
  • エディントン・ンゴナモ → ヤシン・オスマン

2017年シーズン

2017年7月10日現在)

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK リチャード・チプワ
21 GK ネナニ・ジュワヤ
31 GK エトガ・ノア・ハムザ
2 DF ボンガニ・カイパ
4 DF テッド・スマン
5 DF ハリー・ナイレンダ
6 DF コンドゥワニ・ルフェヨ
7 DF フランシス・ムリビンカ ()
12 DF スタンレイ・サヌディ
15 DF ラッキー・マラタ
23 DF ピーター・ムセレマ
24 DF ボストン・カバンゴ
27 DF フォスター・ナムウェラ
29 DF プレシャス・サンバニ
3 MF マイク・カジプタ
8 MF イブラヒム・サディック
No. Pos. 選手名
10 MF ジョゼフ・カムウェンド(英語版
11 MF アルフレッド・マンヨゾ
13 MF ヤミカニ・チェスター
17 MF アイザック・カリアチ
18 MF マルンボ・ゴンドゥウェ
19 MF ラフィック・ムッサ
20 MF ラフィック・ナムウェラ
25 MF フィリックス・ズズ
30 MF アーネスト・タンベ
35 MF フランシスコ・マディンガ
9 FW ピーター・ワダヴァ
14 FW ジャブラニ・リンジェ
16 FW アモス・ベロ
22 FW クンボ・ンガンビ
26 FW ジャファリ・シャンデ
32 FW プレッシャス・ムソサ
監督
  • ヤシン・オスマン


マラウイ・スーパーリーグ2017 基本フォーメーション

チプワ
# 1
サヌディ
# 12
ムリビンカ(C)
# 7
ナイレンダ
# 5
マラタ
# 15
チェスター
# 13
マンヨゾ
# 11
カムウエンド
# 10
ズズ
# 25
ワダヴァ
# 9


2018年シーズン

2018年8月1日現在)

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK リチャード・チプワ
16 GK ネナニ・ジュワヤ
21 GK ウイリアム・トーレ
2 DF ボンガニ・カイパ
4 DF テッド・スマン
5 DF ピーター・チョロピ
6 DF プレッシャス・サンバニ
7 DF フランシス・ムリビンカ ()
12 DF スタンレイ・サヌディ
15 DF ラッキー・マラタ
19 DF デニス・チェンベジ
30 DF ハリー・ナイレンダ
3 MF マイク・カジプタ
10 MF ジョゼフ・カムウェンド(英語版
11 MF アルフレッド・マンヨゾ
No. Pos. 選手名
28 MF ヤミカニ・チェスター
29 MF ミシェック・ボトワニ
14 MF ダン・クムウェンダ
17 MF アイザック・カリアチ
18 MF サイモン・シンガ
20 MF ラフィック・ナムウェラ
23 MF フランシスコ・マディンガ
24 MF アーネスト・タンベ
25 MF フィリックス・ズズ
8 FW ジュリアス・カジェムベ
9 FW ピーター・ワダヴァ
13 FW エッサウ・カニイェンダ
22 FW クンボ・ンガムビ
26 FW ジャフラニ・シャンデ
28 FW プレッシャス・ムソサ
監督
  • ヤシン・オスマン


マラウイ・スーパーリーグ2018 基本フォーメーション

チプワ
# 1
サヌディ
# 12
ムリビンカ(C)
# 7
チョロピ
# 5
マラタ
# 15
チェスター
# 28
マンヨゾ
# 11
ナムウェラ
# 20
カジプタ
# 3
ワダヴァ
# 9
カリアチ
#17

チーム成績・監督

年度 所属 リーグ戦順位 試合 勝点 カップ戦 監督
1990 マラウイ1部 優勝 -
1992 8位 11 9 -
1995 優勝 -
1996 優勝 -
1997 優勝 26 20 5 1 53 10 +43 65 -
1998 2位 26 19 3 4 56 25 +31 60 -
1999 6位 24 10 6 8 34 25 +9 36 カールスバーグカップ優勝
2000 2位 28 19 9 0 70 22 +48 66 -
2001 7位 24 9 8 7 44 31 +13 35 -
2002 2位 30 21 6 3 70 28 +42 69 -
2004 4位 11 4 4 3 14 13 +1 16 チャリティーシールドカップ優勝/BPトップカップ優勝
2005 2位 26 16 6 4 44 13 +31 54 -
2006 優勝 28 19 5 4 52 17 +35 62 チャリティーシールドカップ優勝
2007 2位 28 18 6 4 44 16 +28 60 -
2008 5位 28 12 10 6 41 24 +17 46 ビングカップ優勝/プレジデンシャルカップ優勝
2009 3位 28 14 11 3 39 22 +17 53 -
2010 5位 28 13 7 8 43 32 +11 46 -
2011 3位 28 12 9 7 29 19 +10 45 プレジデンシャルカップ優勝
2012 4位 28 14 6 8 39 27 +12 48 FAMカップ優勝
2013 6位 28 12 9 7 26 22 +4 45 FAMカップ優勝
2014 9位 28 13 6 11 26 22 +4 37 - エリージャ・カナンジ
2015 4位 28 12 8 8 37 26 +11 45 カールスバーグカップ優勝
2016 6位 30 13 10 7 51 33 +18 49 カールスバーグカップ優勝/FISDカップ優勝/LUSO TVカップ優勝 エディントン・ンゴナモ/ヤシン・オスマン
2017 優勝 30 21 6 3 46 16 +30 69 ヤシン・オスマン
2018 2位 30 18 9 3 48 18 +30 63 FISDカップ優勝 ヤシン・オスマン

タイトル

マラウイリーグ

  • ブランタイヤ&地方選手権(1969~1991):4回
1969,1973,1976,1980
  • 全国選手権(1969~1991):5回
1969,1972,1973,1976,1980
1990,1995,1996,1997,2006,2017

国内カップ戦

  • プレジデンシャルカップ:2回
2008,2011
  • マラウイ FAMカップ(スタンダードバンクカップ)英語版:3回
2005,2012,2013
  • カールスバーグカップ:3回
1999,2015,2016
  • BP トップ8:1回
2004
  • マラウイ チャリティーシールド:2回
2004,2006
  • ビングカップ:1回
2008
  • FISDチャレンジカップ:2回
2016,2018
  • LUSO TVカップ : 1回
2016

CAFアフリカサッカー連盟大会

アフリカチャンピオンズリーグ 1997 - 予選ラウンド
アフリカチャンピオンズリーグ 1998 - 1回戦
アフリカチャンピオンズリーグ 1999 - 1回戦
アフリカチャンピオンズリーグ 2018 - 予選ラウンド
2000 - 1回戦

下部組織

下部組織として、リザーブチームとU20ユースチームがある。

ホームタウン活動

サッカー教室

おもにホームタウンである、マラウイブランタイヤを中心とした地域の小中学校でワンダラーズの選手、コーチによるサッカー教室や、エキシビジョンマッチを開催している[5]

サッカーボールの寄贈

2015年より、マラウイの子供たちにワンダラーズオリジナルサッカーボールを配る「ボールは友達プロジェクト」を実施。累計寄贈数は25,000個(2016年6月現在)[6]」。

地域イベントへの参加

2015年7月より、外務省と文部科学省が主導し、日本国政府が推進するスポーツを通じた国際貢献事業「スポーツ・フォー・トゥモロー(Sport For Tomorrow)」のコンソーシアム会員に実質的な運営会社であるビィ・フォアードが承認され[7][8]マラウイの地域コミュニティー活動、人材育成などの連携を実施している。

日本への招聘活動

2017年1月より、Jリーグへの移籍も見据えた練習参加やトライアウトへ定期的に選手を招聘し、選手の育成、チームの水準の向上、さらにはマラウイのサッカーの向上を目指している。整った環境の無い中でサッカーをしている選手に、日本の最新トレーニング技術やノウハウのもとで練習するチャンスを与え、世界に通用する選手に育てることを目指している。さらにマラウイの子供たちが彼らを目指すような夢や目標になるような活動を続けている[9]

2018年2月6日、ワンダラーズ所属のジャブラニ・リンジェJ3リーグY.S.C.C.横浜に移籍、同国初のJリーガーが誕生した[10][11][12]

脚注

出典

  1. ^ “株式会社ビィ・フォアード マラウイのプロサッカーチームとオフィシャルスポンサー契約を締結!” (プレスリリース), 株式会社ビィ・フォアード, (2015年4月13日), http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000009457.html 2015年4月13日閲覧。 
  2. ^ “株式会社ビィ・フォアード ワンダラーズFC 中村元樹選手と契約合意!” (プレスリリース), 株式会社ビィ・フォアード, (2016年4月5日), http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000009457.html 2016年4月5日閲覧。 
  3. ^ “マラウイ共和国の「ビィ・フォアード ワンダラーズFC」とテクニカルスポンサー契約を締結” (プレスリリース), 株式会社MCRジャパン, (2016年1月30日), https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000023373.html 2017年3月14日閲覧。 
  4. ^ 【サッカーキング】『ビィ・フォアード ワンダラーズが2017マラウイ国内リーグ優勝』(2017年12月25日)
  5. ^ “マラウイの小中学校でビィ・フォアード ワンダラーズが子供たちと交流試合!” (プレスリリース), 株式会社ビィ・フォアード, (2015年4月13日), http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000009457.html 2016年8月10日閲覧。 
  6. ^ “新興国へのスポーツを通じた国際協力・国際交流を目的に国際貢献事業SPORT FOR TOMORROWに加盟” (プレスリリース), 株式会社ビィ・フォアード, (2016年7月28日), http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000063.000009457.html 2016年8月10日閲覧。 
  7. ^ “新興国へのスポーツを通じた国際協力・国際交流を目的に国際貢献事業SPORT FOR TOMORROWに加盟” (プレスリリース), 株式会社ビィ・フォアード, (2016年7月28日), http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000063.000009457.html 2016年8月10日閲覧。 
  8. ^ 『2016年7月「コンソーシアム会員」新規入会について』 - スポーツ・フォー・トゥモローオフィシャルサイト
  9. ^ 【サッカーキング】『ビィ・フォアード ワンダラーズが2017マラウイ国内リーグ優勝』(2017年12月25日)
  10. ^ 【フットボールチャンネル】『Jリーグ史上初! マラウイ共和国の選手が完全移籍で加入。2年契約でYS横浜に』(2018年2月6日)
  11. ^ 【ヨコハマ経済新聞】『Y.S.C.C.横浜にビィ・フォアード ワンダラーズFC選手が移籍 マラウイ共和国初のJリーガーが誕生』(2018年2月8日)
  12. ^ 【Jリーグ公式HP】『FWジャブラニ リンジェが加入』(2018年2月6日)

関連項目

外部リンク

公式


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