パウサニアスの記録
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/15 07:22 UTC 版)
また、パウサニアスは『ギリシア誌』の2巻30章3節で、次のように述べている: アイギーナ島のゼウスの山へと向かって進むと、アパイアー女神の聖域に達する。ピンダロスはこの女神を称える詩を作った。アポローンのピュートーン退治の穢れを祓ったカルマーノールの孫娘カルメーが、ゼウスとの間に生んだのがブリトマルティスであるとクレータでは伝えられている。徒競走や狩りを好み、アルテミスと親しかったブリトマルティスは、ミーノースからの求愛を逃れるため、魚をとるための網(アペイメナ・ディクテュア)へと飛び込んだ。アルテミスによって女神となった彼女はアイギーナ島やクレータ島に姿を現した。アイギーナ島ではアパイアー、クレータ島ではディクテュンナ(Diktynna, 「網の女神」の意)として知られる。
※この「パウサニアスの記録」の解説は、「アパイアー」の解説の一部です。
「パウサニアスの記録」を含む「アパイアー」の記事については、「アパイアー」の概要を参照ください。
- パウサニアスの記録のページへのリンク