バルザー・ブライアン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/19 01:27 UTC 版)
サンディエゴ・パドレス(マイナー) | |
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基本情報 | |
国籍 | ![]() |
出身地 | 神奈川県横須賀市 |
生年月日 | 2004年10月27日(20歳) |
身長 体重 |
185 cm 86 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2022年 アマチュアFA |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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ブライアン・ジョセフ・バルザー(Bryan Joseph Balzer, 2004年10月27日 - )は、神奈川県横須賀市出身のプロ野球選手(投手)。右投左打。MLBのサンディエゴ・パドレス傘下所属。
日本メディアではバルザー・ブライアンの表記もみられる。
経歴
プロ入り前
神奈川県横須賀市生まれ。父親が米国人、母親が日本人のハーフである。父親の仕事の都合で5歳から小学校3年生まで米国ニュージャージー州で過ごし、この間の小学1年時に現地で野球を始めた[1]。
常総学院高等学校では当初内野手としてプレーしていたが、2年秋に監督の島田直也に強肩を見込まれ投手へ転向。3年夏時には練習試合で最速154km/hを計測しNPBやMLBのスカウトにも注目されていたが[2]、度重なる故障もあり公式戦の登板は1イニングのみに留まった。同年の茨城大会には外野手としてベンチ入りしたが、初戦の2回戦で科技学園日立に敗れた。
敗退後にプロ志望届を提出したが、2022年のドラフト会議では指名がなかった[3]。ドラフト会議終了後の同年11月3日には、右肘のトミー・ジョン手術を受けた[4]。
パドレス傘下時代
2023年2月10日、サンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結んだことが報じられた[1]。初年度はリハビリもあり、実戦登板がなかった。
2年目の2024年に傘下Rookie級アリゾナ・コンプレックスリーグ・パドレスでデビュー。同年は6試合に登板し防御率6.43の成績を残した。シーズン終了後にはその能力が評価され、野球日本代表の井端弘和監督が2026年のWBC日本代表にリストアップしている旨を示唆した[5][6]。
3年目の2025年に既に100マイルを計測。平均96マイルを投げる。1Aで週に一度の登板をこなしている。
選手としての特徴・人物
最速157km/hの直球が武器[6]。遠投115m、50m走のタイムは6秒4と高い身体能力を誇る[1]。
父は大学まで野球経験があり、母もソフトボール選手。
脚注
- ^ a b c 「154キロ右腕常総学院・ブライアンがパドレスとマイナー契約 公式戦登板1イニングも素材別格」『日刊スポーツ』2023年2月10日。2025年3月18日閲覧。
- ^ 「常総学院 最速154キロ右腕のブライアン プロ入りへ「近づいてきた」昨秋投手転向」『デイリースポーツ』2022年7月1日。2025年3月18日閲覧。
- ^ 「常総学院・ブライアンがパドレスとマイナー契約「ダルビッシュ選手と同じ舞台に立てるチャンス」」『日刊スポーツ』2023年2月13日。2025年4月20日閲覧。
- ^ 「154キロ右腕常総学院・ブライアンがパドレスとマイナー契約 公式戦登板1イニングも素材別格」『日刊スポーツ』2023年2月10日。2025年4月20日閲覧。
- ^ 「WBC本戦メンバーに急浮上!パドレス・マイナー所属の20歳、154キロ右腕に井端監督「ボールだけ見れば可能性はある」」『スポーツ報知』2025年3月4日。2025年3月18日閲覧。
- ^ a b 「侍・井端監督の超隠し玉 常総学院→パドレス傘下20歳の157キロ右腕 来年WBC「可能性ある選手」」『スポニチアネックス』2025年3月4日。2025年3月18日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Bryan Balzer (@balzer.bryan) - Instagram
- バルザー・ブライアンのページへのリンク