ハタガヤ属とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ハタガヤ属の意味・解説 

ハタガヤ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/01/19 05:26 UTC 版)

ハタガヤ属
ハタガヤ属の1種 Bulbostylis neglecta
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 単子葉植物綱 Liliopsida
: カヤツリグサ目 Cyperales
: カヤツリグサ科 Cyperaceae
: ハタガヤ属 Bulbostylis
  • 本文参照

ハタガヤ属 (Bulbostylis) は、カヤツリグサ科に属する植物の属の一つ。テンツキ属Fimbristylis)に類似する小さな群。

特徴

ハタガヤ属の植物は、細い1年生-多年生の草本。細い葉を主に根生し、細い桿(花茎)を多数出す。花序はその先端に生じ、頭状か、あるいはやや不揃いな形に複数の小穂をつける。花序の基部には普通は包がある。

小穂は鱗片がほぼ螺旋状に並んだもので、多くの花を含む。小花は一枚の鱗片に1個の両性花が収まった形。花被片、あるいはそれに由来する構造はなく、小花は雄蘂と雌蘂のみからなる。

雌蘂は柱頭が三つに裂ける。根本の方は細く、基部で丸くふくれ、果実が熟した後も残る。果実は倒卵形、その断面は三角形。

近縁群との違い

全体にテンツキ属に似ており、特に小穂や花の特徴の多くはテンツキ属の一部によく似ている。しかし、テンツキ属では果実の成熟時に雌蘂の基部で脱落する点で異なっている。

なお、この属の植物の分布の中心はアフリカと南アメリカで、乾燥したサバンナなどに生育する種にはしっかりした根茎や木質化して立ち上がる茎を持つものがある。この点では一年草が多いテンツキ属とはかなり趣が異なる。

分布

世界の熱帯・亜熱帯域に約100種が知られる。日本では以下の二種が知られる。いずれもごくか細い小型の一年草である。

  • B. harbata ハタガヤ
  • B. densa イトハナビテンツキ

利害

ない。

参考文献



このページでは「ウィキペディア」からハタガヤ属を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からハタガヤ属を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からハタガヤ属 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ハタガヤ属」の関連用語

ハタガヤ属のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ハタガヤ属のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのハタガヤ属 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS