ハイドのアシュトン男爵とは? わかりやすく解説

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ハイドのアシュトン男爵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/04 17:00 UTC 版)

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ハイドのアシュトン男爵

紋章記述

Arms:Sable on a Pile between two Crescents in base Argent a Mullet pierced of the first Crest:On a mount Vert a Mower proper vested paly Argent and Sable in the act of whetting his Scythe also proper Supporters:Dexter: a Mower proper vested paly Argent and Sable holding in the exterior hand a Scythe also proper; Sinister: a Boar Argent semée of Mullets Sable pierced
創設時期 1911年6月28日
創設者 ジョージ5世
貴族 連合王国貴族
初代 初代男爵トマス・アシュトン英語版
現所有者 4代男爵トマス・ヘンリー・アシュトン英語版
推定相続人 ジョン・アシュトン閣下
相続資格 初代男爵の嫡出直系男子[1]
付随称号 なし
現況 存続
紋章標語 Fide Et Virtute
(With faith and valour)

ハイドのアシュトン男爵: Baron Ashton of Hyde)はイギリスの男爵貴族連合王国貴族爵位。実業家トマス・アシュトン英語版が1911年に叙されたことに始まる。

アシュトン家が男爵位以外に持つ爵位はない。

歴史

現当主である4代男爵。現職の儀仗衛士隊隊長

アシュトン家は綿産業によって財を成した一族で、男爵家の祖トマス・アシュトン英語版(1855-1933)も家業を継いで実業家として活動した[2]。トマスはやがて政界に転じて、ハイド選挙区英語版及びルータン選挙区英語版選出の自由党所属庶民院議員を務めた[2][3]。彼は1911年6月28日連合王国貴族として「チェスター州ハイドたるハイドのアシュトン男爵(Baron Ashton of Hyde, of Hyde in the County of Chester)」に叙された[2][1][4][5]。彼が没すると、爵位は存命の次男トマスが継いだ[3]。以降は初代男爵の直系子孫によって現在まで存続している[3]

2代男爵トマス(1901-1983)はグロスターシャー副統監(Deputy Lieutenant of Gloucestershire)を務めた[3]

その孫にあたる4代男爵トマス・ヘンリー(1966-)保守党の政治家で[6]、2019年以降は現職の儀仗衛士隊隊長及び貴族院与党院内幹事英語版(ボリス・ジョンソン内閣下)を務めている[7][8][9]。彼は1999年貴族院法制定以降も引き続いて貴族院に籍を置く92人の世襲貴族の一人で[6]、その彼がハイドのアシュトン男爵家現当主である。


爵位と一族にかかるモットーは、「信念と豪胆さとともに(Fide Et Virtute)[3][4]

ハイドのアシュトン男爵(1911年)

  • 初代ハイドのアシュトン男爵トマス・ゲア・アシュトン英語版 (1855–1933)
  • 第2代ハイドのアシュトン男爵トマス・ヘンリー・レイモンド・アシュトン英語版 (1901–1983)
  • 第3代ハイドのアシュトン男爵トマス・ジョン・アシュトン英語版 (1926–2008)
  • 第4代ハイドのアシュトン男爵トマス・ヘンリー・アシュトン英語版 (1958-)

爵位の推定相続人は、現当主の弟であるジョン・エドワード・アシュトン閣下(1966-)。

現在、彼には法定推定相続人も推定相続人もなく、彼以外に爵位を継承する資格を持つ者もいない。

脚注

註釈

[脚注の使い方]


出典

  1. ^ a b The London Gazette: no. 28512. p. 5169. 1911年7月11日。2020年7月5日閲覧。
  2. ^ a b c Ashton, Thomas Gair, first Baron Ashton of Hyde (1855–1933), industrialist and politician” (英語). Oxford Dictionary of National Biography. doi:10.1093/ref:odnb/9780198614128.001.0001/odnb-9780198614128-e-30473. 2020年7月4日閲覧。
  3. ^ a b c d e Ashton of Hyde, Baron (UK, 1911)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2020年7月4日閲覧。
  4. ^ a b Arthur G.M. Hesilrige (1921). Debrett's peerage, and titles of courtesy, in which is included full information respecting the collateral branches of Peers, Privy Councillors, Lords of Session, etc. Wellesley College Library. London, Dean. p. 66. http://archive.org/details/debrettspeeraget00unse 
  5. ^ Mosley, Charles, ed (2003). Burke's Peerage, Baronetage & Knighthood (107 ed.). Burke's Peerage & Gentry. pp. 159–160. ISBN 0-9711966-2-1 
  6. ^ a b Conservative Hereditary Peers’ by-election, July 2011: Result”. House of Lords (2011年7月20日). 2011年7月20日閲覧。
  7. ^ “Johnson 'absolutely' rules out early election” (英語). BBC News. (2019年7月26日). https://www.bbc.com/news/uk-politics-49125078 2020年7月4日閲覧。 
  8. ^ The Rt Hon Lord Ashton of Hyde” (英語). GOV.UK. 2020年7月4日閲覧。
  9. ^ REGISTER OF LORDS (pdf)” (英語). イギリス議会. p. 16. 2020年7月5日閲覧。

関連項目


ハイドのアシュトン男爵(1911年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/04 17:00 UTC 版)

「ハイドのアシュトン男爵」の記事における「ハイドのアシュトン男爵(1911年)」の解説

初代ハイドのアシュトン男爵トマス・ゲア・アシュトン(英語版) (1855–1933) 第2代ハイドのアシュトン男爵トマス・ヘンリー・レイモンド・アシュトン(英語版) (19011983) 第3代ハイドのアシュトン男爵トマス・ジョン・アシュトン(英語版) (1926–2008) 第4代ハイドのアシュトン男爵トマス・ヘンリー・アシュトン(英語版) (1958-) 爵位推定相続人は、現当主の弟であるジョン・エドワード・アシュトン閣下(1966-)。 現在、彼に法定推定相続人推定相続人もなく、彼以外に爵位継承する資格を持つ者もいない。

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