ヌッサフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 17:57 UTC 版)
ヌッサフ (Nusach) は通常、上記の定義が当てられ、また「コミュニティの〈ミンハーグ〉」ととらえることも一般的である。伝統的なユダヤ教は「ヌッサフ」の観点から、(広義にも狭義にも)以下の通りの区分される。 ミンハーグ・サファラド Minhag Sefarad: 一般にさまざまなサファラドの典礼を指すが、儀礼に含まれるカバラの要素で義務とされるもの・支障がないと許されるものを示す。 ミンハーグ・エド・ハミズラフ Minhag Edot hamizrach: サファラドのミンハーグの影響を多少なりとも受ける。 ヌッサフ・タイメン Nusach Teiman: さらに細かく地域ごとに区分される。ミンハーグ・バラディ Minhag Baladi シリア ミンハーグ・シャミ Minhag Shami ダマスカス ミンハーグ・イタリアニ Minhag Italiani ヌッサフ・アシュケナジム Nusach Ashkenaz: おおまかにハシディズムではないアシュケナジムの儀礼を指す。さらに細分化される。ミンハーグ・アシュケナジム Minhag Ashkenaz アシュケナジム系 ミンハーグ・ポリン Minhag Polin ポーランド系 ヌッサフ・サファラドもしくはヌッサフ・アシュケナジム Nusach Sfard or Nusach ARI (アシュケナジムのハシディズムの儀礼で、サファラドのカバラの影響が色濃い。)
※この「ヌッサフ」の解説は、「ミンハーグ」の解説の一部です。
「ヌッサフ」を含む「ミンハーグ」の記事については、「ミンハーグ」の概要を参照ください。
- ヌッサフのページへのリンク