ニーベルンゲン (1924年の映画)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ニーベルンゲン (1924年の映画)の意味・解説 

ニーベルンゲン (1924年の映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/29 18:02 UTC 版)

ニーベルンゲン
Die Nibelungen
劇場用ポスター
監督 フリッツ・ラング
脚本 テア・フォン・ハルボウ
フリッツ・ラング
製作 エリッヒ・ポマードイツ語版
出演者 パウル・リヒター
マルガレーテ・シェーン
撮影 カール・ホフマン
ギュンター・リター
公開 [第一部] 1924年2月14日
1925年8月23日
1925年3月20日
[第二部]1924年4月26日
1928年
1925年9月4日
上映時間 143分(第一部)
145分(第二部)
製作国 ドイツ国
言語 無声ドイツ語字幕
テンプレートを表示

ニーベルンゲン』(原題:Die Nibelungen英語: The Nibelungs)は、1924年に制作されたフリッツ・ラング監督による『ニーベルンゲン:ジークフリート』と『ニーベルンゲン:クリームヒルトの復讐』の二部作による、ドイツの叙事詩を基にしたモノクロ無声ドイツの映画である[1]。 ドイツ映画の映画史の中でも、本作ほどドイツ人の血と肉を感じさせる映画はなく、今日もドイツ文化を知る格好の素材として各国で研究されている[2]

25年度のキネマ旬報社優秀映画投票・芸術的優秀映画で、『ニーベルンゲン:ジークフリート』が4位、『ニーベルンゲン:クリームヒルトの復讐』が5位であった。

ストーリー

キャスト

  • アッティラ王 - フン族の強大な王:ルドルフ・クライン・ロッゲ
  • フォルカー・フォン・アルツァイ - アッティラのブルゴーニュ宮廷の吟遊詩人で騎士:ベルンハルト・ゲツケ
  • 辺境伯ベヒラルンのルディガー - クリームヒルトに忠誠を誓う:ルドルフ・リットナー
  • ブルゴーニュ王妃ユート - グンテルの母:ゲルトルート・アーノルド
  • ブローデル - アッティラの弟:ゲオルク・ヨーン
  • ブルグントのゲレノート - グンテルの弟:ハンス・カール・ミュラー
  • ブルグンドのギゼルヘル - グンテルの弟でディートリンと結婚:エルヴィン・ビスワンガー
  • ベルンのディートリッヒ - 東ゴート族の王で、アッティラ王の客分:フリッツ・アルベルティ
  • ヒルデブラント - 東ゴート族の騎士でディートリッヒの側近:ゲオルク・アウグスト・コッホ
  • ベヒラルンのディートリン - リュディガーの娘:アニー・レットゲン

スタッフ

製作

もともとはゲルマン神話を文献にしたドイツの国民的叙事詩の『ニーベルンゲンの歌』は、ドイツ人の精神的、文化的原型と言える。フリードリヒ・ヘッベルの戯曲や、リヒャルト・ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環]』によって、具体的なイメージとなり、広く民族の心に定着していたのを、1890年にウィーンに生まれたフリッツ・ラング監督が、1924年にこの叙事詩を「ジークフリード」と「クリームヒルトの復讐」という長編二部作にまとめて映画化した[2]。 いずれも主に『ニーベルンゲンの歌』に基づいているが、ジークフリートの若い頃に関しては北欧の物語も取り入れられている[2]

脚注

  1. ^ kinenote.
  2. ^ a b c 岡田晋『映画史上ベスト200シリーズ・ヨーロッパ映画200』、キネマ旬報社刊、1992年5月30日発行(30-31ページ)

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ニーベルンゲン (1924年の映画)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ニーベルンゲン (1924年の映画)」の関連用語

ニーベルンゲン (1924年の映画)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ニーベルンゲン (1924年の映画)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのニーベルンゲン (1924年の映画) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS