ニーソスの娘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 04:15 UTC 版)
このエウリュノメーは、メガラー王ニーソスの娘である。スキュラと姉妹。コリントス王シーシュポスの息子グラウコスと結婚し、ベレロポーンを生んだ。ただしベレロポーンの父はポセイドーンであると言われる。 ヘーシオドスの作と伝えられる『名婦列伝』によると、エウリュノメーはアテーナーの意図により、グラウコスの結婚相手を探していたシーシュポスに気に入られて結婚した。しかしゼウスはシーシュポスが後世に優れた血筋を残すことを好ましく思わなかった。そこでポセイドーンがエウリュノメーと関係を持ち、エウリュノメーもまたグラウコスに優れた子を産みたいという思いからこれを受け入れ、ベレロポーンが生まれた。ベレロポーンにペーガソスを与えたのは父であるポセイドーンだったという。
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