ニコラ・ザッカリアとは? わかりやすく解説

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ニコラ・ザッカリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/05 20:20 UTC 版)

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ニコラ・ザッカリア(Nicola Zaccaria, 1923年3月9日 - 2007年7月24日)は、ギリシャ出身のバス歌手[1]。本名はニコラス・アンゲロス・ザカリウー(Nicolas Angelos Zachariou)。

ピレウスの生まれ。地元の聖歌隊でメネラウス・パランティウの指導を受けた後、アテネ音楽院でミルトス・ヴィシノーの薫陶を受ける。1943年から歌劇場の合唱要員として経験を積み、1949年のアテネ国立歌劇場に於いて、ガエターノ・ドニゼッティの《ランメルモールのルチア》のライモンド役でデビューを果たした。1953年にはジュゼッペ・ヴェルディの《リゴレット》のスパラフチーレ役を歌ってミラノ・スカラ座に初出演を飾った。翌年にはクリストフ・ヴィリバルト・グルックの《アルチェステ》の伝令役としてマリア・カラスと初共演している。1957年にはカラスの歌うヴィンチェンツォ・ベッリーニの《ノルマ》でオロヴェーゾ役を歌い、コヴェントガーデン王立歌劇場に初出演した。同年、ザルツブルク音楽祭に出演し、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの《フィデリオ》のドン・フェルナンド役やヴェルディの《ドン・カルロ》の宗教裁判長役を務め、以後度々出演を果たした。1958年にはイルデブランド・ピツェッティの《大聖堂の殺人》の初演にも参加している。1974年にはダラスでアンブロワーズ・トマの《ミニョン》のロターリオ役でマリリン・ホーンと共演し、後にホーンと結婚した。

アテネにて死去。

  1. ^ [1]



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