ドヴォーセ夫人の肖像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/02/28 04:45 UTC 版)
『ドヴォーセ夫人の肖像』（ドヴォーセふじんのしょうぞう、仏: Portrait de madame Duvaucey, 英: Portrait of Madame Duvaucey）は、フランス新古典主義の巨匠ドミニク・アングルがローマ留学時代の1807年に制作した肖像画である。油彩。ローマ留学時代に最初に描かれた女性肖像画で、様式化された幾何学的構図の美しさと宝飾やシルクのストールの見事な写実性のために[1]、アングルを代表する女性肖像画の1つとされている[2][3]。1833年のサロンおよび1855年の万国博覧会に出品された[2]。現在はシャンティイのコンデ美術館に所蔵されており[2][3][1][4]、「アングルのモナ・リザ」（Joconde d’Ingres）の愛称で呼ばれている[2][3][5]。『デュヴォーセ夫人』[6]『デュヴォセ夫人』[7]とも。
- ^ a b 『アングル展』「ドヴォーセ夫人」。
- ^ a b c d e f g h i j k l “Portrait de madame Duvaucey”. コンデ美術館公式サイト. 2022年9月23日閲覧。
- ^ a b c d “Restauration de la « Joconde d’Ingres »”. コンデ美術館公式サイト. 2022年9月23日閲覧。
- ^ a b カリン・Ｈ・グリメ、p.54。
- ^ “Portrait de madame Duvaucey, Ingres (1807)”. Facebook. 2022年9月23日閲覧。
- ^ “ユピテルとテティス”. 東京富士美術館. 2022年9月29日閲覧。
- ^ 武田信孝. “J.-A.-D.アングルの肖像画―構成要素の造形的照応とその機能に関するノート―”. 愛媛県美術館. 2022年9月29日閲覧。
- ^ a b c d Domaine de Chantilly. Jean Auguste Dominique Ingres, Portrait de Mme Duvaucey, p.2.
- ^ “Portrait de madame Devauçay”. 2022年9月23日閲覧。
- ^ a b Domaine de Chantilly. Jean Auguste Dominique Ingres, Portrait de Mme Duvaucey, p.1.
- ^ Château de Chantilly 2022, p.5.
- ^ “Expo : Ingres. L'artiste et ses princes - Château de Chantilly - Salle du Jeu de Paume - Jusqu'au 1er octobre 2023”. Paris la douce. 2024年2月28日閲覧。
- ^ a b “intitulé de la collection Coutan, L. J. A.”. Les Marques de Collections. 2022年9月23日閲覧。
- ^ “Portrait de madame Devauçay”. ルーヴル美術館公式サイト. 2022年9月23日閲覧。
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- 2 ドヴォーセ夫人の肖像の概要
- 3 ヴァリアント
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