ドミナントコードとは? わかりやすく解説

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属和音

(ドミナントコード から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/16 21:10 UTC 版)

属和音(ぞくわおん、英語:dominant chord)とは、主音完全五度上にあたる属音ドミナント)を根音とした和音(Vの和音)[1]

概要

属和音とは、属音が根音にあたる和音全般を指す。後述の属七の和音およびドミナント・マイナー・コードを含む。Vsus4やIIm7(onV)なども属和音と呼ばれることがある。

ハ長調の場合の属和音は、根音がソであるGであり、その構成音はソ・シ・レから成る。カデンツの理論では、機能和声として、属和音のあとは必ずトニックコードに移行する。ただし、ポピュラー音楽ブルースではカデンツが守られていないことがままあり、属和音から下属和音に移行する例も少なくない。

属七の和音

属三和音に短七度の音を加えた七の和音(V7)。

ドミナント・マイナー・コード

属和音のうち、第3音を半音下げた短三和音。一般的に、短七度を加えて短七の和音にする(Vm7)。例えば、ハ長調の場合のドミナント・マイナー・コードはGm7で、構成音はソ・シ♭・レ・ファ。

この例に限り、下属和音であるIVに移行することができる。

Vm7→IV

属和音を用いた主なコード進行

  • カノン進行(I→V→VIm→IIIm→IV→I→IV→V)(ハ長調:C→G→Am→Em→F→C→F→G
  • 王道進行(IV→V→IIIm→VIm)(ハ長調:F→G→Em→Am)
  • 小室進行(VIm→IV→V→I)(ハ長調:Am→F→G→C)
  • 1645進行(I→VIm→IV→V)(ハ長調:C→Am→F→G

出典

  1. ^ 属和音”. 音楽辞書なら意美音. 河合楽器製作所. 2021年4月2日閲覧。

関連項目




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