ドイツ国鉄19.10形蒸気機関車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/26 13:58 UTC 版)
ドイツ国鉄19.10形蒸気機関車(DRG Baureihe 19.10[1])は、1941年に、ドイツ国営鉄道(DRG:Deutsche Reichsbahn-Gesellschaft 現:ドイツ鉄道)が試験的に1両製造した旅客用蒸気機関車。ヘンシェル社は製造番号25000番として、全体を流線カバーで覆われたスタイルのこの試験機を提供した。電気機関車で実用化されていた、各動軸を独立して駆動する方式を応用しており、4つの動軸が各々独立したV字形の蒸気エンジンによって駆動されるスタイルであった。車軸配置はホワイト式で2-8-2である。
- ^ ドイツ国鉄では、日本国鉄であれば“19形1000番台”と形式区分を表記されるであろう、“19 10xx”(xxは任意の数値)という番号の車両の形式称号を“1910形”ないしは“19.10形”、と基幹形式名と区分番台の100の位以上の数値を組み合わせて表記する。このため“19 1001号機”は“1910形1号機”ないしは“19.10形1号機”とも表記されることになる。一般に日本で出版されている書籍等では前者が用いられることが多いが、本項では可読性を重視し、この脚注を除き全て後者を用いて表記している。
- ^ 皮肉にもこの日付は第二次世界大戦が勃発した日となった。
- ^ a b c Troche, Horst: "19 1001. Die Stromlinien-Schnellzuglokomotive der Deutschen Reichsbahn mit Einzelachsantrieb". Eisenbahn-Kurier-Verlag Freiburg 2007, ISBN 978-3-88255-190-7
- ^ a b Gottwald, Alfred B.: "Stromlinie Deutsche Dampflokomotiven der 30er Jahre". transpress-Verlag, ISBN 3-613-70781-0
- ^ a b Maedel, Karl-Ernst: "Geliebte Dampflok", 2. Auflage. Frankh'sche Verlagsbuchhandlung, Stuttgart, 1961, S. 123
- ^ Weisbrod, Muller, Petznick: Dampflok-Archiv 2 Baureihen 41 bis 59. transpress, Berlin 1988, ISBN 3-344-00212-0
- ^ 石炭搭載量は10トン。
- 1 ドイツ国鉄19.10形蒸気機関車とは
- 2 ドイツ国鉄19.10形蒸気機関車の概要
- 3 その後
- 4 参考文献
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