トリエチルシランとは? わかりやすく解説

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トリエチルシラン


トリエチルシラン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/31 14:30 UTC 版)

トリエチルシラン
識別情報
CAS登録番号 617-86-7 
PubChem 12052
ChemSpider 11555
UNII 0F9429873L 
EC番号 210-535-3
特性
化学式 C6H16Si
モル質量 116.28 g/mol
外観 無色液体
密度 0.728 g/mL
融点

-156.1 °C, 117 K, -249 °F

沸点

107 - 108 °C, 272 K, -55 °F

log POW 3.08
蒸気圧 31 hPa (20℃)
75 hPa(38℃)
126 hPa(50℃)
危険性
GHSピクトグラム
GHSシグナルワード 危険(DANGER)
Hフレーズ H225, H412[1]
Pフレーズ P210, P273[1]
引火点 −2.99 °C (26.62 °F; 270.16 K) (closed cup[1])
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

トリエチルシラン(Triethylsilane)は、化学式(C2H5)3SiHの有機ケイ素化合物で、トリアルキルシランの1つである。Si-H結合は反応性を持つ。無色の液体で、還元剤及びシリルエーテルの前駆体として有機合成に用いられる[2]。室温で液体である最も単純なトリアルキルシランの1つとして、トリエチルシランはしばしばヒドロシリル化反応触媒の研究に用いられる[3]

関連文献

出典

  1. ^ a b c Sigma-Aldrich Co., Triethylsilane. 2015年1月30日閲覧。
  2. ^ Fry, James L.; Rahaim, Ronald J.; Maleczka, Robert E. (2007). “Triethylsilane”. Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis. doi:10.1002/9780470842898.rt226.pub2. ISBN 978-0471936237 
  3. ^ Brookhart, M.; Grant, B. E. (1993). “Mechanism of a cobalt(III)-catalyzed olefin hydrosilation reaction: Direct evidence for a silyl migration pathway”. Journal of the American Chemical Society 115 (6): 2151–2156. doi:10.1021/ja00059a008. 


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