トマス・キッドシリーズとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 文学作品 > 小説 > イギリスの小説 > トマス・キッドシリーズの意味・解説 

トマス・キッドシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/03/20 13:49 UTC 版)

トマス・キッド・シリーズ』(Thomas Kydd series)は、ジュリアン・ストックウィン1944年 - )著の、トマス・ペイン・キッドを主人公とした海洋冒険小説シリーズ。日本ではハヤカワ文庫より「海の覇者 トマス・キッド」として出版されている。翻訳は大森洋子。

概要

ホーンブロワーシリーズ』や『オーブリー&マチュリンシリーズ』などと同じく、舞台はナポレオン戦争期のイギリス海軍をベースに創作されているが、主人公の出発点が、当時の軍艦において最下級である強制徴募兵(陸者)としてスタートする点を特徴とする。

シリーズとしては全11巻を予定していたが、著者によると15巻まで延びるとのこと。

主な登場人物

トマス・ペイン・キッド
イギリス内陸の街ギルフォードのカツラ職人。ある日、強制徴募隊に徴募され、無理矢理に戦列艦デューク・ウイリアム号の水兵にされてしまう。
ジョー・ボウヤー
右も左も判らないキッドに、水兵としての技術を教え込む熟練水兵。
ニコラス・レンジ
キッドの友人。伯爵家の長男。囲い込みにより領民が自殺してしまい、自らに科した罰として水兵に身をやつして生きている。
ネッド・ダウド
トップ台員。
トウビー・スターク
砲手長。熟練の下士官。
ドゴ
熟練水兵。
シシリア
キッドの妹。

作品一覧

  1. Kydd (2001年)
  2. Artemis (2002年)
  3. Seaflower (2003年)
  4. Mutiny (2004年)
  5. Quarterdeck (2005年)
  6. Tenacious (2005年)
  7. Command (2006年)
  8. The Admiral's Daughter (2007年)
  9. Treachery (2008年)
  10. Invasion (2009年)
  11. Victory (2010年)
  12. Conquest (2011年)
  13. Betrayal (2012年)
  14. Caribbee (2013年)
  • 以上英語版
  1. 『風雲の出帆』 ISBN 978-4150410001 (2002年1月)
  2. 『蒼海に舵をとれ』 ISBN 978-4150410438 (2003年8月)
  3. 『快速カッター発進』 ISBN 978-4150410681 (2004年9月)
  4. 『愛国の旗を掲げろ』 ISBN 978-4150410971 (2005年10月)
  5. 『新任海尉、出航せよ』 ISBN 978-4150411213 (2006年7月)
  6. 『ナポレオン艦隊追撃』 ISBN 978-4150411664 (2008年3月)
  7. 『新艦長・孤高の海路』 ISBN 978-4-15-041185-5 (2009年4月)
  8. 『謎の私掠船を追え』 ISBN 978-4-15-041263-0 (2012年7月)
  9. 『ノルマンディ沖の陰謀』 ISBN 978-4-15-041302-6 (2014年3月)
  • 以上ハヤカワ文庫版




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「トマス・キッドシリーズ」の関連用語

トマス・キッドシリーズのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



トマス・キッドシリーズのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのトマス・キッドシリーズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS