トバイアスハリスとは? わかりやすく解説

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トバイアス・ハリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/23 06:47 UTC 版)

トバイアス・ハリス
Tobias Harris
フィラデルフィア・76ersでのハリス
(2019年)
デトロイト・ピストンズ  No.12
ポジション PF / SF
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
生年月日 (1992-07-15) 1992年7月15日(32歳)
出身地 ニューヨーク州アイスリップ英語版
身長 201cm (6 ft 7 in)
体重 103kg (227 lb)
キャリア情報
高校 ハーフ・ハロー高等学校
ロングアイランド・ルーテラン高等学校
大学 テネシー大学
NBAドラフト 2011年 / 1巡目 / 全体19位[1]
プロ選手期間 2011年–現在
経歴
20112013 ミルウォーキー・バックス
20132016 オーランド・マジック
20162018 デトロイト・ピストンズ
20182019 ロサンゼルス・クリッパーズ
20192024 フィラデルフィア・76ers
2024 デトロイト・ピストンズ
受賞歴
Stats  Basketball-Reference.com
Stats  NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

トバイアス・ジョン・ハリスTobias John Harris, 1992年7月15日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク州アイスリップ英語版出身のプロバスケットボール選手。NBAデトロイト・ピストンズに所属している。ポジションはパワーフォワードまたはスモールフォワード

経歴

ハイスクール

ロングアイランドで生まれ育ったハリスは、高校時代は"ミスター・ニューヨーク"と呼ばれる存在で、2010年のマクドナルド・オール・アメリカンチームにも選出された[1]

カレッジ

テネシー大学に進学し、1年目の2010-11シーズンに平均15.3得点を記録。シーズン終了後、2011年のNBAドラフトにアーリーエントリーした[2]

ミルウォーキー・バックス

2011年のNBAドラフトにて全体19位でシャーロット・ボブキャッツから指名されるも、直後にミルウォーキー・バックスサクラメント・キングスとの3チーム間トレードが行われ、交渉権がバックスに移動した。

オーランド・マジック

マジックでのハリス(2013年)

2013年2月にJ・J・レディック絡みの大型トレードでオーランド・マジックへ移籍した[3]。新天地で多くの出番を与えられて数字を大きく伸ばし、マジックの主力に成長した。

2015年7月3日にマジックと4年総額6,400万ドルで再契約した[4]

デトロイト・ピストンズ

ピストンズでのハリス(2017年)

2016年2月16日にデトロイト・ピストンズへ移籍した。

ロサンゼルス・クリッパーズ

2018年1月29日にブレイク・グリフィン等とのトレードで、エイブリー・ブラッドリーボバン・マリヤノヴィッチと共にロサンゼルス・クリッパーズへ移籍した[5]

フィラデルフィア・76ers

2019年2月6日にマイク・マスカラランドリー・シャメット、複数のドラフト指名権とのトレードで、ボバン・マリヤノヴィッチマイク・スコットと共に、ウィルソン・チャンドラーフィラデルフィア・76ersへ移籍した。

2019年7月2日、シクサーズと5年総額1億8,000万ドルのマックス契約で再契約した[6]

2021年1月4日、自身2年ぶり3度目となるイースタンカンファレンス週間MVPに選出された[7]

ピストンズ復帰

2024年7月8日に古巣のピストンズと2年総額5,200万ドルの契約を結んだ[8]

個人成績

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ
  リーグリーダー

NBA

レギュラーシーズン

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2011–12 MIL 42 9 11.4 .467 .261 .815 2.4 .5 .3 .2 5.0
2012–13 28 14 11.6 .461 .333 .885 2.0 .5 .3 .3 4.9
ORL 27 20 36.1 .453 .310 .721 8.5 2.1 .9 1.4 17.3
2013–14 61 36 30.3 .464 .254 .807 7.0 1.3 .7 .4 14.6
2014–15 68 63 34.8 .466 .364 .788 6.3 1.8 1.0 .5 17.1
2015–16 49 49 32.9 .464 .311 .784 7.0 2.0 1.0 .6 13.7
DET 27 25 33.4 .477 .375 .911 6.2 2.6 .7 .4 16.6
2016–17 82* 48 31.3 .481 .347 .841 5.1 1.7 .7 .5 16.1
2017–18 48 48 32.6 .451 .409 .846 5.1 2.0 .7 .3 18.1
LAC 32 32 34.5 .473 .414 .800 6.0 3.1 1.2 .6 19.3
2018–19 55 55 34.6 .496 .434 .877 7.9 2.7 .7 .4 20.9
PHI 27 27 35.0 .469 .326 .841 7.9 2.9 .4 .5 18.2
2019–20 72 72 34.3 .471 .367 .806 6.9 3.2 .7 .6 19.6
2020–21 62 62 32.5 .512 .394 .892 6.8 3.5 .9 .8 19.5
2021–22 73 73 34.8 .482 .367 .842 6.8 3.5 .6 .9 17.2
2022–23 74 74 32.9 .501 .389 .876 5.7 2.5 .9 .5 14.7
2023–24 70 70 33.8 .487 .353 .878 6.5 3.1 1.0 .7 17.2
2024–25 DET 73 73 31.6 .477 .345 .861 5.9 2.2 1.0 .8 13.7
通算 970 850 31.7 .478 .366 .836 6.2 2.4 .8 .6 16.1

プレーオフ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2016 DET 4 4 39.0 .457 .333 .923 9.5 3.0 .8 .8 14.5
2019 PHI 12 12 36.9 .425 .349 .846 9.1 4.0 1.1 .5 15.5
2020 4 4 37.3 .383 .133 .789 9.5 4.0 .5 .3 15.8
2021 12 12 36.5 .488 .372 .875 8.5 3.5 1.0 .4 21.8
2022 12 12 38.8 .500 .386 .864 7.6 2.9 1.1 .8 16.9
2023 11 11 35.6 .522 .366 .867 7.3 1.6 .6 .5 15.3
2024 6 6 36.4 .431 .333 1.000 7.2 1.5 .2 .5 9.0
2025 DET 6 6 38.8 .479 .435 1.000 7.7 .5 1.0 1.2 15.7
通算 67 67 37.2 .471 .357 .877 8.2 2.7 .9 .6 16.2

カレッジ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2010–11 テネシー 34 33 29.2 .460 .303 .753 7.3 1.3 .7 .9 15.3

エピソード

オーランド・マジックに加入した際、ハリスは背番号を "12" を着用することを決めた。これはハリスの高校時代の友人が着用していた番号で、その友人は白血病で17歳の若さで他界し、ハリスは友人の為に背番号 "12" を背負ってプレーすることを決めたという。 しかしそのハリスの決断が、オーランドでちょっとした騒動を呼ぶことになった。"12" の背番号は、2011-12シーズンまでドワイト・ハワードが着用していた番号だったからである。2012年夏にいわゆる "ドワイトメアー" 騒動でマジックを去り、不評を買うことになったハワードだが、一部のファンからは、「背番号12は永久欠番にするべきだ」という声も挙がっていたこともあり、ハリスは「ドワイトに対する敬意を欠いている」と非難を浴びることになったが、ハリス本人は、自身にプレッシャーをかける意味でも "12" を背負っていくそうである[9]。尚、デトロイト・ピストンズ移籍後はアロン・ベインズが"12"を着用していたため "34" を着用している。

オーランド・マジック対クリーブランド・キャバリアーズ戦で、腕をスイングしたハリスに過剰なアクションをしたレブロンに対し、「フロップをやめろ!」と怒鳴ったことで知られる。それがレブロンに火をつけ、残り時間17分間で18得点を挙げられる結果となったが、それについて試合後に「俺は誰が相手でも引き下がらない。誰が相手でも常に100%でぶつかる。それだけだ」とコメントしている。[要出典]

その他

脚注

  1. ^ Tobias Harris Bio
  2. ^ http://www.utsports.com/sports/m-baskbl/mtt/harris_tobias00.html
  3. ^ http://www.nba.com/magic/magic-acquire-harris-lamb-and-udrih-milwaukee-warrick-charlotte
  4. ^ Tobias Harris Agrees To Four-Year, $64M Deal With Magic”. RealGM.com (2015年7月3日). 2015年7月4日閲覧。
  5. ^ Blake Griffin traded from Clippers to Pistons in blockbuster deal, sources say” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年1月29日). 2018年1月30日閲覧。
  6. ^ Harris, Marjanović, and Scott Acquired From LA Clippers”. NBA.com (2019年2月6日). 2019年2月6日閲覧。
  7. ^ Stephen Curry, Tobias Harris named NBA Players of the Week”. NBA.com (2021年1月4日). 2021年1月4日閲覧。
  8. ^ DETROIT PISTONS SIGN FREE AGENT TOBIAS HARRIS” (英語). www.nba.com. 2024年7月9日閲覧。
  9. ^ Tobias Harris switches to Orlando and No. 12, deceased childhood chum's number, and takes off”. newsday.com (2013年3月12日). 2015年7月3日閲覧。
  10. ^ Tyrese Maxey, Tobias Harris Appear in New Movie Teaser”. si.com. 2022年6月1日閲覧。

外部リンク




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